2021/02/10後寿典様ご投稿
お名前: 後寿典様ロッド: マークスパイダー55MT
リール: アンバサダー 2500C
ルアー: TRAD-R50s、アルプスイワナ
ランディングネット: T-craft
ライン: PE0.6
コメント:「岩魚とイワナ」今年(2020年)の目標を一つ達成した瞬間でした。
後様、ご投稿の紹介が今になり、申し訳ありません。西洋と和のイワナの饗宴をお楽しみ頂けたとのこと、たいへん嬉しいです。リアルに着色することは技術的にも難しいのですが、デフォルメはセンスが必要になる作業だと思っています。リアルにはほど遠いのに、そう見える。ここを5cmの小さなミノウという木片で表現する職人に頭が下がります。今も僕が出すヘンテコなお題に閉口しながら、「見てろ、もっとすごいモノでギャフンと言わせてやるぅ」と言いながら作業していることでしょう。(笑)
後様、今年も楽しんで参りましょうね。ご投稿ありがとうございました。*ピンバッチ、これから送ります。(汗)







2月16日販売予定のコンクルージョンより「モンスターサイズ・クラロウォルナット瘤」をご紹介します。この樹種の魅力は何と言っても2種類の異なるウォルナットを接ぎ木する事で生まれるドラマチックな表情。部位により赤、紫、緑、茶が入り混じる複雑な色彩、荒れ狂うような瘤模様はこの樹種特有のものです。
この美しさを一目見れば、かのアストンマーチンやフェラーリ、マセラティなど名だたる名車たちのインパネとして使われてきた理由がよく分かります。ただ基本的にはその複雑な繊維構造のこともあり、薄くスライスした突き板として表面のみに使うのが定石。
しかしこのモンスター、他に類を見ないほどの面積、厚みでクラロウォルナット瘤の塊から削り出されているのです。激しい瘤材が含む危うい部位を避けながら、最も美しい部分のみを最大の面積で使用する職人の技術とセンス。これは並大抵の事ではありません。
職人ヤマギシトモヒロ氏は、じつに木取りするため木と会話するのに一ヶ月、時にそれ以上の時間を費やすこともあると言います。その費やされた時間こそ、この一本が持つ最大の価値であると言えるのです。美しさに隠された職人の魂を感じて頂ける、限りなく贅沢な一本だと思います。
2月16日にコンクルージョンの販売会を行います。サイズはモンスター(内径52cm)、サクラカーブ(内径45cm)の2サイズ。いずれも贅沢なまでに銘木を使用した珠玉の仕上がりです。本日は販売予定のサクラカーブより「朴・縮み杢」をご紹介します。
私たち日本人とは歴史的にも結び付きの強い銘木で、古来より武士が持つ日本刀の「鞘:さや」には「朴」しか使われなかったとも言われるほど。つまりサムライ御用達のウッドであったわけです。コンクルージョンに刀を納める事はできませんが、代わりに美しい鱒を納める事には非常に長けています(笑)
オリーブゴールド色とも言える杢肌と繊細な杢目、導管のウネリによる輝きは、直射日光下で見ると文句の付けられない美しさ。決して派手ではありませんが、実に品があり奥ゆかしく日本的な美を感じる一本なのです。
昨日は空になったウッドスタンドの写真。本来はこんなにたくさんのロッドを収納することが可能です。入り口も広いので、アルミケースのまま、袋に入れたままでもガンガン挿せます。思い思いに渓流ロッドの枠、ソルト枠、スピニング、トリガー枠と、人それぞれに目的の竿が探しやすくなります。
実は先々週くらいにほぼ全てのラインナップが入荷していたのですが、紹介しない前にポツリポツリと売れて、今はブラックウオルナットの四連が在庫で数台あります。収納力抜群でシンプルな見た目。発売して数年経ちますが、我ながら変更点のないアイテムです。次回生産も進んでいますが、最も人気のブラックウオルナット四連、増えてきたロッドの整理にいかがですか?