
10月09日販売予定のコンクルージョンの中から内径23cmの「シャム柿・極上」をご紹介します。その名前から「黒柿」と比べられますが、魅力は全くの別物。黒柿が東洋の水墨画なら、こちら「シャム柿」は西洋のドローイングのような美しさ。意思を持って描かれたような模様は、見れば見るほど摩訶不思議なものです。

別名バイオレットウッドとも呼ばれ、世界で唯一天然で紫を発色する銘木。その美しいスミレ色と導管のきらめきは、ウッドでありながら鉱石アメジストのよう。 面白い事に、削りたての時は「茶褐色」をしているのに表面が空気に触れる事で変化し、この紫色を発色するのだそう。経年で色は更に変化してゆき、パープル→ダークパープル→パープルブラウン→ダークブラウンへ。 一見しただけではその魅力の全てが分からないのが奥深き銘木の世界。これを手にした方はすでに、銘木沼の入り口に立っているのです。

ペルフェットよりスナップケースが入荷しました。前回、限定作成した際にあまりに反響と再生産の要望があったそうで、今回、新たなカラーをまとって登場です。重量感から真鍮製と思われ、ロック機構が付いていたりと小さいながら凝った作り。価格も1800円(税抜)とお手頃です。少量入荷となりますので前回買い逃された方はお早めにどうぞ。
2020年過日の回想、狙いのターゲットがラインの先に繋がり、背中のネットを引き抜いて、ようやく手許に収めた瞬間の安堵感と喜びは何度体験しても、気持ちが良くて、疲れが飛んでしまうから不思議ですね。

ロッド:アウトバックビリーバーOBB67MS+6ftBORON HANDLE
ネット:CONCLUSION STREAM30
ルアー:TRAD78HS
掬った瞬間に「コンクルージョン!」と大声で叫んだことは、実は一度もありませんが、、、
(勧めておいてすみません、苦笑) いつも心の中では大騒ぎしております。
コンクルージョンは10月9日の某時間より一斉受け付けの販売となります。

昨日に引き続き、10月09日に販売のコンクルージョンより内径26cmの2本をご紹介します。1本目は「クラロウォルナット瘤」。ブラックウォルナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュウォルナットを接ぎ木して出来る非常に珍しい品種です。2つの異なるウォルナットの拒絶反応から生まれる激しい瘤模様と複雑な色彩は他のウッドでは出せない独特のものがあります。ただでさえ希少価値が高い樹種ですが、接ぎ木により成長が極めて遅く、材は枯渇の一途なのです。

2本目は「クラロウォルナット杢」。先ほどの瘤とは部位違いとはいえ、全く別種のよう。そう、この樹種の面白いところは、この個体差にあります。「ブラックウォルナット」の部分が強いか、はたまた「イングリッシュウォルナット」の部分が強いか。同じ樹種内でありながら全く異なる表情を見せる様は、さながらロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「ジキル博士とハイド氏」のよう。銘木通にクラロ好きが多いのも納得です。
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