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「その2:フライで釣り上がる日田渓流の巻」 穏やかな陽射しのなか、様々な虫が飛び交う絶好のフライ日和。これはチャンスと僕もフライロッドを片手に釣り上がります。 岩陰に休むマエグロヒメフタオカゲロウ(かな?)のダン:亜成虫。スモーキーな色合いがたまりません。まずは昆虫と川をよ〜く観察。どのフライを結ぼうか、あーでも無い、こーでも無いと悩みます。 既に日が傾いており水面のギラつきも激しかった為、サイズだけ合わせて色は視認性重視。100年以上も前から存在し、スタンダードパターンと呼ばれる大好きな毛鉤「ライトケイヒル」を選びました。 流れのゆるいプールを見つけフライを投げ込むと、空中に踊りでらんばかりの跳躍を見せ、山女魚が躊躇なくフライを咥えました!!(してやったり!) 今日のために巻いた、とっておきの毛鉤で釣れて喜びもひとしお。とても印象に残る嬉しい出会いです。 この日、目的であったブラウントラウトをフライで釣ることはできませんでしたが、必ずまた再挑戦することを誓って、川を後にしたのでありました。つづく

本日の道具

ベゼルグリップ・トリガー版の開発にあたって、ボロンハンドルユーザーの方にも喜んでいただける「ベゼルコネクタ」を企画しています。写真はMSB483に合わせたスレッドパターンです。ご覧の通り、一つ一つ丁寧に仕上げますので、パーツといえどもそう簡単に量産はできません。相変わらず職人はたった一人です。 さて、今年の僕の目標の一つはトラディションブランクの復活です。トラディションブランクは柔らかくスローテーパーなブランクでソフトなやりとりが楽しめる設計でした。そしてオールドライクなマスタードイエローにクリアレッドの古典的な配色に古き良き鱒釣りを感じることができたのです。 先に発売だったACB52Lブランクはベイトキャスティング派の方にもそのソフトな調子で人気がありましたが、一昨年に廃盤を決定。理由はボロンハンドル設計でない頃の4ピース(変形)の設計だったからです。(52M-4も同様の理由) 新規のACB51Lはハンドルから上が4分割される最小の仕舞寸法パックロッドとして生まれ変わります。これから色々とテストとデザインを詰めていきますので、受付はまだまだ先になりますがマスタードイエローのトラディションの復活、どうぞご期待ください。
昨日、動画で先にダイジェスト版を公開しましたが、今年も三月初旬、日田漁協さんのご要望により日田の自然と郷土の魅力をご紹介すべく、釣り旅に行ってまいりました。本日から数回に分けて旅の模様をご紹介して行きたいと思います。

「その1:渓流ベイトフィネス・ブラウントラウトの巻」
今回一緒に釣りをさせて頂いたのは当店のお客様でもあり、日田漁協員であるT.Sさん。シムスにフィルソンをガチッと着こなし、カスケットロッドとアンバサダーを手に渓流を楽しむ生粋のトラウトマンです。 この日リールは「1601Cシルバー」と「2501Cブラック」、「2500CIレッド」の三台を使用。(巻き重視 or ロッド操作性重視で右左使い分けておられました) いずれも当店でカリカリチューンを施させて頂いたトラウトカスタム。カミソリの如く鋭利なスプール回転で渓流を快適に釣って行きます。 ラインは小渓流に潜む大鱒を柔軟にいなすためナイロン。トラウトプラッギン5ldをご愛用。ロッドブランクは今回マークスパイダー483のサンプルを使ってただきました。 開始して間も無く、まだ冬色を残した濃色の山女魚が水中のハッスルトラッドを追尾。プラッギンアシストフックが微かなアタリを逃さず、7寸ほどの傷ひとつ無い美しい山女魚を連れてきてくれました。 ベイトフィネススタイルで軽快に釣り上がり、午後3時を回った頃、ついにその時が訪れました・・・。 「ドスン!!」そう音が聞こえてきそうなくらいの衝撃。マークスパイダー483を大きくベントさせるほどの魚は、上へ下へ、深みへ浅場へと縦横無尽に走りまわります。しかし・・・。 勝負有り!繊細なアクションを備えながらもバットに余力を残していたマークスパイダー483とトラウトプラッギン5lbの抜群のクッション性が捕らえたのはブラウントラウト。立派な雄の45cmでした。 日田の名水が育み、現在ではこの川で世代交代を繰り返す西洋の鱒。最大で60cm以上の大物も確認されており、とても小渓流で釣れるサイズとは思えないほど。 この横たわる魚体を目前に、その命の強さ、美しさに、僕はただただ深く感銘を受けました。つづく

本日の道具

2021/03/15天領日田釣り旅2021

スタッフ コーヘイ

三月初旬、今年も日田漁協さんのご要望により日田の自然と郷土の魅力をまとめさせて頂きました。まずは旅の様子を動画で公開いたしましたので、ぜひご覧ください。 明日からブログで数回に分けてより細かく旅の模様をご紹介して行きたいと思います。ご期待ください。

「日田漁協よりお願い」
渓流が解禁になり沢山の釣り人の方が日田漁協管内の河川に来ていただいております。誠に有り難く思います。しかし河川近くの住民の方から、入渓する際車の駐車場所、早朝の話し声、ゴミ等のクレームの声が漁協の方に来ております。悲しい事に一部の方が漁券を持たずに入渓され釣りをしております。何卒、漁券を購入していただき楽しい一日を過ごしもらいたいと思います。又、釣り人同士の争いも報告があります。モラルを守って下さい。
また日田漁協の管内では、ブラウントラウトの河川がありますが雑魚認定しておりますので漁券は必要となります。監視員も巡回もしております。漁券は日田漁協事務所や近隣の釣り具店などでも販売しております。日釣り:¥1.100、年券:¥3,600。日田漁協としましても、気持ち良く楽しい渓流環境に努力して参りますので、皆様のご協力とご理解をよろしくお願い致します。

2021/03/15TRAD60HS

H.teshima

温かな日曜日。もはや足跡のない川はなさそうです。反応が全くないながらも汗しながらミノーを放る時間は日頃の運動不足解消と思えば意外に楽しくて、なによりも夢中になれる時間です。 水量も少なく、浅瀬の活性も低め。それなら深いところでやってみようと結んだのはTRAD60HS( 販売も近いので。。)ある程度水量もあって十分に深い場所に投げ入れ、ほぼ巻かずにトウイッチを入れて三投目でゴンゴン、ギラギラと出ました。フックはプラッギンアシストフック#8-10 ロッドは帰りが長いので畳んで戻るつもりでACB51MLSを選んでいました。このロッドでも60HSを十分に扱えます。そして渓流の深場でこのボリュームは意外とスレていても即効性があるように思います。ラインはトラウトプラッギン5LB。渓流ルアー最強のラインです。 とりあえずこの銀化ヤマメ1匹だけでしたが、尺超えのサイズに嬉しくて思わず声が出ましたよ。(誰も見てないな・・・)さ、今週も頑張れそうです。