2022/10/05最近になってハニカムスプールが好きになったという話。
店頭のデモ用のアブに装着していたハニカムスプールを今年現場で何度か使いまして、改めて良さを知ったという話です。これでもかとブランキング(肉抜き)されたスプールは立ち上がりを重視されているモデルだと思っていましたが、最大のウリはマグネットブレーキが現場で調整しやすいことでした。
2520スプールはブランキングされておらず、非電磁のジュラルミンスプールの内壁が回転することにより電子が発生、それをネオジム磁石の磁力で抑制する仕組みです。これを2500Cに搭載したアベイルはすごいと唸ったものです。これは好みの磁石を付けることでブレーキを調整できますが、現場ではちょっとやりづらい。
対して、肉抜きされたハニカムスプールは内壁の面積がないことで十分な電子発生が得られないのでスプールの中央部分に円盤型の内壁を装備させ、同じくハンドル側にマグネットブレーキを装着。このマグネットブレーキがネジ式になっていて、スプール内壁との距離を調整できるという優れものです。¥
遡行しながら1本だけロッドを抱えての実釣時、ミディアムクラスのブランクで3gから8gまで投げる場面で3g側にブレーキ設定しておくのですが、重いものを投げるとキャスト同時にサミングしなければなりません。また昼からの2ラウンド目でラインを数メートル取り去って投げるとブレーキが効きすぎます。1個だけ磁石を減らせばいいのですが、現場で難しい。それがハニカムスプールだとギアボックスを開けてクリクリとマグネットユニットのネジを回せばブレーキの微調整ができます。これが結構微妙に変わるので感動です。
ちなみに、ラインのキャパを増やす2540スプールには専用のマグネットユニットが必要です。大型ルアーを投げる想定ならばマグネットの数も増やしたマグネットユニットを持ち運べばOKです。ブランクのしなり具合やルアーの重さなどで即座に微調整できるハニカムスプールに乗り換えてみませんか?
本日の道具
オフになって、2500Cのメンテナンス、チューニングの問い合わせが増えてきました。汚れやオイル塗布の具合で飛びは大きく、顕著に違います。セルフメンテが苦手な方はお早めに預けてください。施工の赤間はこれから本業で忙しいはずですから。。。。








ブラックマイカ(税抜:100,400円)
10月07日販売のベゼルグリップから本日は2本をご紹介します。1本目は「ブラックマイカ」。こちらは私たちが「INP=インプレスウッド」と呼んでいる特殊な染色オイルフィニッシュウッド。それは瘤材に樹脂浸透させて防水化する通常の行程に加え、 加色したオイルを混ぜ、真空状態で樹脂浸透をさせた銘木のことを言います。
この特殊な工程とウッド元来の模様が混ざり合うことによって生まれる表情は、実に複雑怪奇。全体のダークトーンは組み合わせるベイトリールの金属質を一際美しく見せてくれます。
ポプラ瘤(税抜:83,200円)
2本目は「ポプラ瘤」。素杢では極めて素直で大人しい樹種ですが、瘤材となればその表情は一変。繊維質は捻れ、荒れ狂うような瘤目を刻みます。絹のような光沢を伴う白太の部分に混ざり込む「青」は水彩画のように美しく、その表情は数ある銘木の中でも一際特徴的です。
所々に見られる節の焦げたような跡もポプラ瘤が見せる大きな特徴。シルキーな杢肌と相反する強烈な瘤目。その激しくも美しいコントラストがこの樹種の魅力を不変的な物にしていると思います。
明日も引き続き販売品のご紹介を行います。ご期待ください。
今季、とことん使ったフォレストダウンベスト。とても使いやすくて、綿生地のくたびれ感がよくなってきました。
今春に販売をした「f.dベスト」の特典として刻印入りのボロンハンドルを企画します。ベストを発注いただいた方だけの企画です。もちろん不要な方は申し込みを強制するものではありませんので、スルーしてください。
10月07日(金曜)20時から、20,000cマイル以上保有の会員様対象でベゼルグリップ・トリガーモデルとコンパクションネットの販売を行います。
沖に出れない日は博多湾のスズキ釣りが楽しみです。毎年、毎度ですが、定番ルアーはバイブレーション。この季節に入ったのでレンジバイブのセレクトカラーで取り寄せしました。
撮影:
レンジバイブは釣れるのは分かっているので使っちゃいけないとか変な縛りをする人もいますが、僕はカルパッチョが食べたいので、お構いなしに釣って、大きいサイズと入れ替え。4〜5本釣れたらブランクを差し替えて、ブランクのテストをしています。
トラウトオフ、ヒラマサオンが秋の僕の定例ですが、「シケたらシーバス」というのもずいぶん楽しみにしているのです。
普段からビッグトラウトをやれる環境でもないので、ある程度の大きさの魚とのやり取りの修練にスズキは格好の相手です。一度船に乗れば20〜30匹を相手にできるのも博多湾の魅力です。
速乾シャツ、僕が着ているこのクラウドカモグレーはもう見飽きましたね。(笑)買い換えたいのですが、こんなに着ているのにボロくも臭くもならないので、ついつい長く着ています。現在このシリーズの別色が入荷。そうだ、いい加減、買い替えよう。
レッドフォードの乗り具合、強度、PEラインでの駆け引き、ランディングの色々考えても魚とのやりとりの修練にもってこいです。
とにかく釣れます。普段の欲求不満をスズキが癒してくれます。しかも美味い。スズキ、大好き。
トラウトオフの10月から11月末までが湾内スズキの絶好機です。タイミングが合えば、陸からも釣れるのでこれから数回は楽しむ予定ですよ。
クルーズは基本、ヒラマサ出船予定なので、スズキ釣りでの予約は取っていません。あくまでシケたらのサービス。さすが赤間さん、いつもよく釣らせて、赤間式の締め方、血抜きで料亭並みのスズキを食すことができますよ。