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2021/10/02オフのはじまり。

H.teshima

今年もまだ公開してない写真や編集してない動画があります。今年を振り返るのはオフの楽しみとして、皆様からいただいた投稿もご紹介するつもりです。 トラウトオフは道具メンテや買い増しのシーズンと御心得ください。アブのカリカリチューンも引き続き受け付けています。現在はハイギアパーツの供給が追いついていないので、そこで作業が止まっています。それ以外のメンテやチューニング調整は進めていますので、詳しくはスタッフ椎葉までお尋ねください。 もちろんブランクの追加受付、コンクルージョンの販売準備を進めています。それぞれの受付や発売日はまだ未定です。さて一緒に写るミノーは試色ですが、トラッドミノー(ウッド)シリーズの三種類を使い分けてありますか?
ウールフェルとのおかげで・・・とは大袈裟ですが、今年も無事に渓流を下りることができた。ウールならばアクリルフェルトのように最後は硬くなってしまい、斜めの岩を思わず踏んで、つるっと滑ることも減ったと思う。 僕は15mmの70%ウールを使用しました。 しかし、ウールの減りの速さと言ったら悲しくなるくらいに早い。消しゴムのように減ります。そこで僕はつま先とかかとにビスを打ってみました。こうすると剥がれる心配もありません。・・で実際どうだったかというと、結構成功しました。先端後端だけのビス打ちはお勧めできます。 やはり減るのは先端、後端からですから、ここに少し金具を入れておけば当然減りは遅くなり、意外に土踏まずのところは両端が削れなければ、それほど減っていないようにも感じます。事実、ウールは使用につれて硬くならず、最後まで柔らかさを保つので、フリクション(摩擦)に信頼があります。ウールの張替えとビス打ちはあくまで、個人の判断で処置していただきたいと思います。ちなみに僕は15mmフェルトに18mmのステンレスネジを打ち込み、ぎゅっと本体ソールに刺さるまでねじ込みました。 ここで斜面図を見ていただいて想像いただきたいのが、フェルト厚さ増(15mm)による弊害です。15mm厚はヘリが遅くなるのでメリットはありますが、斜面でのソール自体が柔らかいゆえに踏ん張った時に靴底がやや動く感覚になることがあります。これが嫌な方はフリクション性能も歩き心地も抜群な12mm厚を選んでください。また高価ですが白色のウール100%フェルトも抜群ですが、減り辛さは大差ありません。 ウールフェルト受付ページはこちら

2021/10/0110月04日販売コンクルージョン紹介-その3

スタッフ コーヘイ

10月04日販売のコンクルージョンより26cm内径の「黒柿孔雀杢」をご紹介します。数十万本に一本とも言われる確率でしか出現しない孔雀の羽模様を纏った柿の杢。その希少性と美しさから、黒柿の中でも最高峰とされる銘木です。柿が地中のタンニンを吸い上げて化学変化を起こしたもの(諸説あり)と言われる独特の模様は自然が生んだ芸術。まさに幻の銘木と言えます。 またこの個体の凄いところは反対面にも全体に孔雀模様が入っているところ。両面で雰囲気の異なる孔雀杢が堪能できるなんて、そんな贅沢・・・ゴクリ。 これだけのグリップですからフレームは普通でもいい・・・とはならないのがカスケットプロダクト。フレームには同じ日本の銘木、千年の埋れ木「神代欅」を採用。もうこれだけで3時間は語ることが出来る組み合わせです。 フレーム内側は唐木三大銘木の一つであり「朽ちることが無い」とも言われるほど高い密度を持つ漆黒の銘木「黒檀」を使い、全体をこれでもかと重厚な雰囲気に仕上げています。 中間材は、恐ろしく細かいピッチと強いコントラストを持つ「栃縮み杢・極上」。ダークトーンの重厚極まるグリップ&フレームに品格と華やかさが備わる、日本最高銘木の三重奏。この上なく贅沢な仕様の一本です。
先日紹介のヘヴィウエイトベースレイヤーフーディを使った感想です。 一枚でも十分に使えます。風通しもよく、汗を汲み出すのは早いです。朝夕の少し寒い時は上にアウターを1枚忍ばせておけば十分ですね。 ただバラクラバ機能はフードまで被ると使いやすいですが、フードを被らずに鼻まで覆ってゲーターとしてだけ使用するには開口部が狭くて、いくらファスナーが当たらないとは言え、苦しかったですね。 もう一度言いますが、フードまで被るときつくなく快適にゲーターとして使用できます。少し開けて使うのも試しましたが、鼻から下にすぐに落ちてしまいます。 フードをかけずに使用する場合は首元だけを覆うのは十分で、幅もあるのでゆったり防寒、マフラーいらず。暑ければジッパーを少し下ろせば換気もできる優れものです。この発想は素晴らしいと思います。 冬が楽しみになりました。

本日の道具

2021/09/3010月04日販売コンクルージョン紹介-その2

スタッフ コーヘイ

本日は10月4日販売のコンクルージョンより26cm内径の「花梨瘤/橙」をご紹介します。東南アジアを中心に自生するマメ科シタン属の広葉樹。瘤、杢共に持つ華やかさはまさに銘木界の花形的存在と言えます。その変化に富んだ表情に魅せられる人は数知れず。材は緻密で、手に取った瞬間ズッシリとした重みが有り、これぞ銘木!と納得させられる質感を持っています。 こちらは珍しくフレーム材が三層とも異なる樹種を使用しているのが特徴。まず外側は「花梨玉杢」。縮み杢のような輝きと透明感に加え、うねるような杢模様が出た美しい樹種です。強い個性がありながら持ち手と同じ花梨でまとめることで、落ち着いた雰囲気に上手くまとめ上げています。 フレーム内側は森のブラックダイヤとも呼ばれる「黒檀」を使用。橙色のグリップ&フレームの中に「黒縁」が入ることで、その表情は一気に引き締まります。さらに撮影時には、ブルーブラック色のクレモナネットと相まって、被写体の魚を引き立てるフォトジェニック仕様なのです。 中間材には強いコントラストが美しい「栃縮み杢・極上」を惜しげも無く使い、花梨の色合いと模様を一層優美なものに仕立ててくれています。一本は所有していたい「花梨」の中でも、チョット変化球のマニアック仕上げ。初めての方も、すでにコンクルージョンをお持ちの方も、これは欲しくなる一本です。