2025/08/14SIMMS|シムス Scout Hip Pack(細部ティテール&機能編)
昨日ブログに引き続き、シムスの新作「スカウトヒップパック」のご紹介、本日は「細部ティテール&機能編」です。
基本的にはかなりシンプルな構造なのに、非常に高いカスタマイズ性を持たせる事で、あらゆるユーザーが使いやすい汎用性を持たせてあるのは、これまでの同社パックシリーズとは異なる点かもしれません。画像はミノワベストラボラトリーのモバイルポーチを取り付けてみた状態。
ベルト付け根にデイジーチェーンを搭載しており、使い方次第で追加ポーチからあらゆる小物アクセサリーを装着することが可能。・・・っとここまでは見たことがある機能。
驚くべきはこちら。ベルト全域に無数のスリットが開いており、さらに多くの小物や追加パックなどに対応することが可能な設計。(これは初めて見ました!汗)創意工夫次第で自分好みのパックに仕上げることが出来そうです。
さらに、ベルトエンドにも変わった仕様が見られます。これは調整後に余ったベルトをクルクル丸めて束ねる事が出来る優れもの。初めて見る造りですが、使ってみると非常に便利です。
そしてバックルがまた独創的。独自機構でワンタッチかつ確実な開閉が可能な、ドイツFIDLOCK社製のマグネットバックルを採用。
スーッと近づけるだけでカチンっと確実にロックされます。外す時は引き手がついたレバーを上に持ち上げるだけで、片手でも簡単に解除可能。見た目もスタイリッシュで全体の近未来的な雰囲気に似合っています。
上面に備えられたバンジーコードは、脱いだレインウェアなどをくくり付けておく為のもの。もちろんアイデア次第で様々な使い方が出来ると思います。
例えば、ロッドケースの装着も可能。強く縛りつけ過ぎると、少しジッパーの開閉がしにくくなりますが、十分に実用範囲内です。
本体上部には手持ち用のハンドルが付いているのですが、ヒップパックとして使用時には、ランディングネットホルダーとして機能するように設計されている点にも驚き。マクリーンなど柄の長いネットなら快適に保持する事が可能です。
どの部分も徹底的にシンプルさを追求しながらも様々な機能を兼ねており、考え抜かれた設計が随所に光るスカウトヒップパック。おまけにこれだけ高価な素材、パーツを多用しながら2万円チョットというこの価格も素晴らしいです。久々に唸らされた逸品。文句なしに良いと思います。









