2026/07/017月3日販売・コンパクションネット紹介 その3
花梨瘤/白・極上(コア:花梨紅) 53,000円(税抜) 必要cマイル:5000
8本目は、東南アジアを中心に自生するマメ科シタン属の広葉樹「花梨」の瘤部分から削り出された一本「花梨瘤/白・極上」です。赤系が有名な花梨ですが、いわゆる赤身の部分は「心材」と呼ばれる中心部分。こちらのように「白」と呼ばれる部分は周辺部分であり、取れる面積は「赤身」と比べてもずっと少ない希少部位。辺材だけあって菌などの影響を受けやすく、その激しい変化に飛んだ表情は時としてドラマチックですらあります。
コア材には同じ花梨でも芯材にあたる「紅」の杢部分を使用。表のグリップ材とコア材を合わせて「紅白」を表現した、コンパクションネットならではの遊び心が効いた一本に仕上がっています。
魚梁瀬杉(コア:朴杢) 37,000円(税抜) 必要cマイル:5000
9本目は、燃えさかる火炎のような模様と色彩が目にも鮮やかな「魚梁瀬杉」。豊富秀吉が京都の大仏殿建築の際に藩主から献上された事でも有名な、歴史ある日本の銘木。その名は、高知県の魚梁瀬村(現在の馬路村)で、川漁に使う網の「梁:はり」にこの天然杉を使った事が由来とされており、「釣具」としてこれ以上ないほどのストーリーがあります。
コア材にも、日本人に極めて所縁の深い「朴杢」を使用。古来より武士が持つ日本刀の柄や鞘には「朴」しか使われなかったという話や、ヤマトタケルノミコトに由来し、疎かにすると祟りがあるという初鹿野諏訪神社の御神木の話まで、日本各地に残る伝承からも私達日本人との関わりの深さを見ることができる和の銘木です。
花梨瘤/橙白(コア:シャム柿) 58,000円(税抜) 必要cマイル:7000
10本目は、花梨の部位の中でも群を抜いた華やかさを誇る2色部位「花梨瘤/橙白・極上」。芯材(中央付近の赤瘤)と辺材(周辺の白瘤)の境目部分のみを贅沢に木取りすることから、極めて稀少でありエキゾチックな表情が魅力です。6本目にご紹介した個体が2色がハッキリ分かれた油彩的な表情とするなら、こちらは2色が溶け合うように共存する水彩的な表情です。
コア材は、その出自について様々な噂が飛び交う謎多き銘木「シャム柿」。現在は中南米原産の「ジリコテ」であるというのが通説で、その呼び名からよく比較される黒柿の水墨画のような表情と比較すると、こちらはドローイングのような幾何学模様や網目状の模様を持ち、その魅力は全くの別物。深みのある褐色のトーンが花梨瘤の表情を引き締めてより明瞭にしています。
ブラックマイカ・極上(コア:紫檀) 64,500円(税抜) 必要cマイル:6000
最後となる11本目は、カスケットが誇るカスタムウッドの最高峰「ブラックマイカ」。天然で染まる木の色合い、瘤、杢、その成り立ちが素晴らしいのですが、そこに少し染色という遊びを加えるだけで、見違えるような輝きを持たせることができます。私たちが「木を鉱物に変える錬金術」と呼ぶものです。ウッドが元々持つ美しい表情と、職人の手による芸術性が見事に調和した一本です。ブラックマイカは、その名の通り光を吸収するかのような漆黒の雲母(鉱石)を指しており、カスケットでは染色の深い黒色を持つマイカシリーズの呼称としています。
ウッド本来の緻密で変則的に散らばる瘤目、職人技が生み出す複雑極まる陰影はこのブラックマイカならではのもの。それは、手の中に収まる小さな小さなアートピースです。
選び抜かれた希少杢と、職人技が織りなす本物の存在感をぜひお楽しみ頂ければと思います。鉱石のような表情を持つブラックマイカは、魚とともに写真に写す際、想像以上に地面に溶け込み主役を引き立てる効果もあります。
コア材は、東洋のローズウッドとも呼ばれ、もはや日本への新たな材の輸入は見込めないとも言われている銘木「紫檀」。これぞローズウッドと言える赤褐色と豊かな木理が、複雑怪奇なブラックマイカの表情を引き立て、絶妙にマッチしています。
ボロンハンドル紹介へつづく






