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海でイトウが釣れることは今ほど知られていなかった。僕が海でイトウを狙い始めたのは2008年のカタログにも掲載。この頃、サーフを歩く人はほぼ居らず、目立った変化のない海岸の回遊を信じて、延々歩き回ってイトウを探した。この後いくつかのパターンを絞れるようになるが、この時の手探り時代を経て、MPとヌーベルヴァーグの開発につながる。今回の僕のロッドはもちろんRH964ZIIHS、同行の浦辺氏はSSP(RH)972ZHSを使用。浦辺氏は僕を種子島のGTに釣れて行ってくれた方で、今旅は長らく実現しなかったイトウ釣りで恩返しというわけです。僕のリールはダイワのSLPセルテートLT5000XH、ラインはPE3号、ショックリーダーはナイロン6〜7号。ルアーはMP145をメインにヌーヴェルヴァーグ、MP90、ジャックガウディ+ブレード付きなどを使用です。 長く生きてきたイトウはまさに老練で気難しく、居ると思うのに気配すら感じることができない日もあります。初日は早朝から頑張ったのに、セイコマのすじこおにぎりを食べ終えた昼過ぎまで何も起こらなかった。正午を回った頃に波打ち際で鳥が回り始めたので少しづつ鳥の方へ歩を進める。鳥の気配の十数メートルに入ったところで、MP145に若いイトウが飛び出して来た。MPの基本アクションは簡単にいうとゴー&ストップなのですが、ストップの間をどこに取るかが重要です。この点はもう一人同行したフィッシングライターの宮澤氏が記事を書いてくれたので後で紹介しましょう。 今度は80cm後半の良型が来ました。波を利用してランディングするのですが、このサイズならRH964にはまだまだ余力を感じました。トラウト人生もずいぶん経ちますが、イトウに出会うのは年に一度の遠征。このサイズに出会えたらほっと胸を撫で下ろし、幸運を感じます。今宵はセイコマのフライドチキンと黒ラベルで乾杯ですな。 二日目、惜しくも良型のイトウが波打ち際でもんどり打って出て来たのに、フックアップに至らなかった浦辺氏。こんなもんやと自分を慰めながら心の火は消えていませんでした。高台に登っては僅かに出現する離岸流を探して、彼の姿が点になるまで歩き続けた夕方、ついに浦辺氏のSSP972がグイグイと曲がりました。 この時の模様は動画に収めましたので、今後暇を見つけて、秋までには編集したいと思っています。丸々とした頭部のイトウ。川にいる姿を丸太と間違うのもうなづけるような90cmの素晴らしいイトウでした。 ところで波打ち際のイトウの撮影とリリースは難しいのです。復活するまで、ある程度の時間はイトウを支えないといけないのですが、大波が時折やってきてチェストハイのシムスのトリビュータリーウエーダーはガブガブと潮を被り、袖は防水していても中まで砂と海水で濡れるのを覚悟しなければならない。 「うわ〜」と悲鳴をあげる浦辺氏に「これがイトウを釣って逃がすことができる、あなただけの特権ですよ。」と分かったように言っちゃう僕。(笑)いやほんとは濡れてもいいのよと彼は思ってたに違いありません。口元が笑う彼にレンズを向けながら、少しだけ彼に釣れたことが僕も嬉しいと感じました。(ほんの少しね・・笑)つづく