2026/09/29The moment of Fish on(2)ファルコン60mm
一匹目をリリースして次の淵へ向かう。今度はアップで攻めたいレイアウトの淵だった。
今年、もう一つの試作がFOR60S。このミノーはFOR50Sをベースに60mmの拡大バージョンを目指す。50mm同様に直アップの釣りに強く、押される乱流でも絡みが少なく、横向くサイドステップが見ていてこちらがドキッとするくらい光る、それだけダートが激しい。
この雄のヤマメは猛然と淵の下からミノーに浮上してくるのが見えた。左右に飛ぶミノーのダートをグネグネと猛追し、あと一息の距離になったところで、一瞬のただ巻きを入れてやると、ヤマメはさらに速度を速めて、一気に反転喰いした。僕の得意パターン。
ガツンとした衝撃にまたもアウトバックがバットから曲がる。先ほどよりも激しいローリング、本日2回目の頭が真っ白。さっきよりも強い。一気に2-3mほどラインを引き出し、突進が止まるとヒヤヒヤのローリング開始。心の中はやめてくれ〜。(情けないけど)
今年はファルコンの60mmのラインナップを完成することに執心しました。この初回プロトはややアクションが激し過ぎて硬いブランクだと扱いづらさがあります。低弾性カーボンのトラディションを使うとしっくりくるのですが、あらゆる使い方、合わせるブランクを考慮すると、あと少しだけ手を加えようと思っています。
いつもの場所に柿がなっている。暑かろうが、雨が降らなくても季節は巡ってくるのですね。僕はつりができる幸せを、人生を噛み締めています。また来年会えるとといいな。頑張ります。
【ファルコンの新作60mmについて】すでにテスト終了のFOR60SHSと合わせて、FOR60Sは今年のトラウトオフには受付できるよう準備を進めます。ではまた!








T-Craftの土屋さんが作り出すスタッグモデル。鹿の角をこうしたランディングネットの形へと確立したのは間違いなく彼です。そしてもう一つ、彼が前人未到に挑戦するのが希少銘木のフレーム化であります。
これまでグリップの主役の座を占めてきた色鮮やか、希少な瘤杢の銘木を側面のフレームにあしらうというランディングネットの新たな更新です。1mを超す一枚板から切れ目なくフレームを作り出す技術はもちろん、こうした材料を見つけてくるだけでも至難です。こうして我々にフレームコレクションという愉しみも与えてくれたのです。
鹿の角にも同じ形、色、模様のものはなく、さらにフレームにこだわる。まさに唯一無二なランディングネットを創造し続ける土屋さんの求道心にいつも感服し、刺激を受けています。
そしてコンクルージョンでは「波紋-HAMON-」と名付けたこのフレーム構造も土屋さんの元で培ったヤマギシトモヒロが継承。こうして我々が作り上げてきた日本発祥の「銘木釣具界」の系譜が見えてくると思います。
癌がわかって一年と少しが経ちました。
改めて魚が掛かった瞬間というのは、一切のなにも考えられない時間だと思うのです。
その昔、父とよく一緒に行った渓流で、「ああ、親父が死んでも僕はここに来て、ヤマメが釣れた瞬間だけはそれを忘れることができるだろうな」と思ったことがある。
今では親より先のまさに親不孝をしそうになっている自分がいるのだが、この魚が掛かった瞬間、僕は無心になっていた。そうしてコンクルージョンに納まった後で、こんな一瞬のおかげで僕は自分が癌であることを刹那忘れていられるのだなと思う。
アウトバックビリーバーOBB604MSにコンクルージョンSTREAM30、ミノーはファルコンのFOR70F。水の落ちた活性のなさそうな流れに心が折られつつ、ダウンで岩の沈む深みにFOR70Fを長く定位させた。
しかし狙いの岩組みからアタリはなく、ゆっくりと回収に入ったところでズドンとアウトバックビリーバーのティップが曲がった。そうしてバットをミシミシと言わせながらビカビカと銀色のローリングが始まる。僕の頭の中は真っ白になった。
何度釣っても何を釣っても、この瞬間だけは一切の考え事ができない。釣りが生む素晴らしい時間なのだ。(つづく)
今年は(も)暑すぎました。先月にカツオを調子良く釣った後、2回ほどクルーズで出船したのですがカツオは消え、ヨコワとシイラばかりで釣りになりませんでした。こうなったらもう少し涼しくなるのを待ちますか。(クルーズの湾内シーバスは好調ですよ。)写真はシムスの女性用のソーラーフレックスを着用の美優ちゃんです。細くて似合うなあ〜。
さてトラウトが禁漁になれば、僕らはヒラマサ解禁です。そしてカーペンタールアーが入荷しました。販売は本日の18時から。個数制限、マイル制限がありますので、販売開始前によくお読みの上、お申し込みください。
昨日から予約開始のロッド&リストベルト、トラウト版の織ネームですが、オフショアの方にもがっちり止まると人気です。すでにたくさんのオーダーで予定数に達しそうですのでご検討はお早めに!
数年ぶりに「ロッド&リストベルト」を製作します。ロッドを束ねたり、手首に巻いたり、荷物をまとめたりと様々に皆様が愛用してくれています。
従来品は伸縮性が高く、強度もあり長持ちしていたので長く再販を思いつくことがありませんでした。
しかし数名から要望のお声があり、今回リニューアル版を企画しました。
昨夏に訪ねた鹿児島の
なんと同じ用途で青森の金澤さんもリストに巻いて使っていました!(驚!)この時はサンプルができていたので実際に使用してもらいました。使用感は従来品と変わらず柔らかで良いと評価いただきました。
それではリニューアルした点はどこか?それは写真のように面ファスナーの雄側を脱着できるようにしました。なぜこうしたか?
それは着脱の時にネオプレンの雌側にびったりと着いて剥がれにくい時がありませんでしたか?今回の脱着式にすれば、よく外す側を短くして簡単に外しやすくすることができます。
逆にこれまでのようにびったりと付けたい方も面ファスナーの半分を目安に左右に位置すれば従来品と密着度は変わりません。(雄側のはみ出し部分に注目)
手首に巻く方も多いので、左右で形を変えて作成。細かいひと手間をかけています。カラーはこれまでに作ったことのないブラウン。