2018/12/29販売予告
予告しております「TRAD60HS、60SHS」の販売は本日12時頃に準備が整う運びです。
【お知らせ】カレンダー(店頭営業日)を更新。平日は通販のみ対応。お問い合わせは「よくある質問」をご覧になってからお願いします。







パーマークを纏った40cmを越す本流ヤマメが辺りのセミの声を打ち消すようにドラグの音を引き出しました。
ロッドは本流ヤマメ、サツキマスによく使うトライアンフTRB72MHS。ラインはPE1.0号に10lbのナイロンショックリーダー。
急瀬と急瀬の間に掘られたような短く深い流れ。ディープダイバーのリップでは間に合わず重量で沈めるしかないポイント。そうして深部でスイッチを入れきるキレが求められる場面。食った瞬間から一気に唸りを上げて引き出されるラインにトライアンフがスッスッと追従して曲がってくれました。
こうした場面で活躍するのがTRAD60SHSです。縦幅のあるフラットサイドタイプではないので、内包するウエイトがギリギリの位置に仕込むのが難しいですが、背中がラウンドしているので急流をクロスするときには浮き上がらずに水深をキープしやすい特徴があります。
バルサも入れると60mmにはシンキング、ヘヴィシンキング、スーパーヘヴィシンキングの3種類があります。これらは状況によって使い分けると一発で魚にスイッチを入れることができます。大事な二つの要素は「自重とコース取りで眼前に行くこと」と「キレのあるトウイッチによる左右の動きでヤマメを興奮させること」ができるかどうかです。
上写真は同行の伊藤さんがバルサトラッド60HSで釣った33cmくらいのヤマメです。とりあえず一枚撮った後、ゆっくり構図を整えて撮影しようとしたら大脱走。(汗)フォトランディングとはよく言ったもので、良い写真に収められないと釣った気がしないと伊藤さんはがっくり肩を落としていました。(撮れてますやん!)
PEラインの出現であらゆる釣りにメリットが生まれた話は省くとして、最近トラウトでも随分PEラインの普及が進んだと思います。確かに「細くて強い」は最強ですが、僕は相変わらずナイロンラインも多用します。あくまで私的なナイロンとPEのシンプルな使い分けは以下のように考えています。
近距離戦となる渓流で、何度もPEラインを試していましたが、僕には合いませんでした。一番嫌に感じたのは以下の三つです。
逆に湖などの遠投や、ジャックガウディによるレイクショアジギングの深部での釣りになるとナイロンラインを使う気がしません。遠距離戦や本流でナイロンを使いたくない理由は以下の通り。
【遊漁船・クルーズ】の2019年予約が開始されています。
鮎とともに潜む本流ヤマメ、サツキマス。さらにワカサギのいる湖や、春のイトウ狙いでもキーワードとなるのは小型ベイトです。そこには飛距離、深度が求められ、重量に相反してアクションのレスポンスも必要です。そこで活躍する60mmのトラッドミノーを久しぶりに製作できました。
この時のイトウに口を使わせたのはTRAD60HSでした。カタログにも掲載しましたが、シングルフックの#8-4サイズがギリギリ使用できます。ようやくこのミノーを販売できて僕も嬉しいです。