2018/05/11コンクルージョン予告(手島3)
コンクルージョンの銘木紹介。本日はいよいよ販売日です。詳細な時間は準備が出来次第の公開とさせていただきます。
【マーブルウッド瘤】上写真左
実は実際にマーブルウッドという木は存在しません。他にもマーブル模様の瘤材はあり、総称のようにも捉えがちですが、我々がマーブルウッドと呼ぶこの木は「黄金樟」と呼ばれるミヤンマー原産の木です。ミヤンマーの三大至宝とも呼ばれる高級素材で、硬度があり、油分と鉄分を含み、腐食にも強い。表面は黄色みが強く発光し、そこからも黄金の楠の木と呼ばれるようです。屈強な素材ゆえ、豪華客船のタイタニックの甲板の一部に使用されたり、住宅の柱や手摺などにも用いられてきました。まさにランディングネット向きな樹種と言えます。
【神代ケヤキ】上写真右
木材においての神代とは1000年以上、土中にあった埋もれ木のことを言います。木が化石のように緑色や灰がかった色を帯びて変化し、木とは思えない独特の色合いを見せることがあります。ケヤキは日本家屋の建築用材として神社仏仏閣などにも使用されてきた高級素材で、広い年輪の幅からも成長の早い木であることが伺えます。しかし右に左に反ることもある大工泣かせの木でもあったらしく、大黒柱に使用すると家が動くほどだったそうです。1000年の時を思わせる水の波紋のような木だと思っていたら意外と暴れん坊の木なのですね。物静かで行動的な方、いかがでしょうか?