2021/05/28M様ご投稿
お名前:M様ロッド:REVOLUTION RB62MS
リール:カーディナル3
ルアー:流芯53HW ストライプアユ
ランディングネット:コンクルージョンStreem30
ライン:シマノ PITBULL 0.6号・ナノダックスショックリーダー7lb
コメント:カスケットの皆さんいつもお世話になっております。素晴らしい鱒に出会う事が出来ました。その出来事をサポートしてくれた、RB62MSのレングスとバットパワーで強烈なファイトで抵抗する事を何とか制御しStreem30にはかなりオーバースペックと思われましたが、ネットの深さで何とか無事に「決着」に持ち込んでくれました。64㎝の見事な自然の芸術に感動しつつ更なる成長と再会を願い別れを告げました。
M様、ご紹介遅れました。素晴らしいレインボーでしたね!こんなのがフォルダに隠れているから僕も今更ながら驚いてしまいました。このブランク(RB62MS)も久しく製作していないブランクです。アウトバックの60Mにも近似した部分がありますが、この1&ハーフの力強さと繊細さの相反を楽しめるブランクはレボリューションをおいて他にはありません。ブランクの使いどころの話をしましたが、このブランクこそ使う部位次第であらゆるターゲットに対応させることができます。惜しむらくは性能重視の1&ハーフゆえ、仕舞寸法の観点で運搬がパックロッドと比べるとかなりデメリットがあります。最近の運送会社の値上げに伴って、生産を控えているというのが本音です。







フロントの大容量も必要なスペースを確保しています。これまた復刻リバイバルシリーズのUMCO-P9(HOMAGE)も2個(仕切り付き)とPENCO(入れ子式のストレージボックス)の2番目のサイズも同時に入ります。*PENCO最大サイズも一つだけなら余裕です。
PENCOは間仕切りのないガサッと
メイホーのC-1200もご覧の通り。かなりの種類のルアーを持ち運べます。さらにフロントポケットの内部には三つの内部仕切りも配置。落としたくない鍵や携帯電話、ルアーフライの小物を個別に収納することができます。
フロント部分に配置されたフラップ付きポケットにはオリジナルのスナップボタン。
中央のベルトは何に使ってもいいのですが、最近動画を撮りたい方にはクリップもつけてはどうでしょうか?中央に来るのでしっかり視界を確保できます。
その下のフリーポケットはあえてフラップを付けず、すぐに取り出したいものを入れて欲しい。例えばルーンのフロータントなど、深くてすっぽりと入るので簡単には飛び出しません。
僕は完全防水のSONY RX0M2などを入れます。サイドの留め具で繋いでおけば万一の時も落下しません。
深いのでこちらもすっぽり。
ファスナーにもこだわりました。レザーを取り付けると洗濯ができないので、二段階のヒンジがあるアンティークなファスナーを選択。どの位置からでもすぐに開け閉め時にファスナーが動きやすいのです。フィルソンしか知らない方はきっとこのファスナーに感心すると思います。さらに背面のバックパックには僕は小型のカラビナで鍵をするように心掛けています。不意の閉め忘れはもちろん、ランディングネットを抜く時や木枝に引っ張られて開いてしまうトラブルがなくなります。
あと少し、見えない部分で調整を入れ、価格出しをすれば受付を開始します。これだけ盛り盛りに機能を入れ、作りが複雑になったので価格は高くなりそうですが、手に取っていただくと「さすが釣り人が再考したベスト」と思っていただけると確信します。ネオクラシックと銘打って、古くて良かったものをリバイバルしていく企画は2500Cの復活、ジャケット、ベスト、ボックスとコレクションが続きます。受付はまだ未定ですが、こちらも職人が一人で作りますので初回は30着のみ受付となります。どうぞよろしくお願いします。
古いフィルソンのチェストパックを大事に使ってきました。20年以上前、九州のとある渓流でこのチェストパック姿にバンブーロッドを振る老紳士の姿に憧れたものです。僕は主にルアーが大きい時やコンデジを頻繁に出す場面の釣りなどで、このフロントパックの大きなチェストパックが出番でした。
僕はシーバスやイトウで主に使っていたのですが、使っていたら、いいねと要望が多くて2年ほど前からリバイバルに取り掛かろうと決意。
しかしこのチェストパックはいくつか問題がありました。最たるは背面パックの荷物が多いと背面にずり下がってしまうことです。それに胸の前で大きなパックがあるとロッド操作がしづらくて、無理して続けると肩がこるんです。だから写真のようにフロントは腰の位置くらいまで下げて使わないと不便でした。
ちなみにフィルソンのオールド品はチェストが大容量で、背面が少ししか入らない規格になっていて、おそらくフロントヘヴィで使いなさいという意思の顕れだったと思います。しかし、僕は背面にミラーレスなどの大きなカメラを入れておきたかった。そこで僕が企画したものはご覧のようにフロントがやや薄めで背面の方が大型になっています。配分の出発点が大きく変わっています。
背面にはディエンダー防水カメラケースはもちろん、メイホーのC-1200(255*190*40mm)が二枚も入る広さをもたせています。ここまで背面にスペースを設けると、先のずり下がり(フロントずり上がり)問題が出て来ます。ここの解決が難しい部分でした。
ベルト位置や止め方を変えたり、フォウルウエザーのような細いベルトを付属させたりと試行錯誤しましたが、いまひとつ上手くいきませんでした。やり過ぎるとせっかくのシンプルで美しい姿を損なってしまう。しかしこの問題をシンプルで機能的に解決する方法をついに思いつきました。
それがこれ、「BIND LOOP+」バインドループを付属させるという単純な発想です。つまりウエストベルトにフロントパックを紐付け(BIND)してしまうものです。こうすれば荷物も安定するし、背面にいくら重いものを入れてもチェストパックが上がってくることはありません。
背面にもループを付けましたので、前後の荷物を釣り合わせた、最も格好良く見える状態を保つこともできます。(実際の釣りではやや不便なスタイル)見た目はオールドを踏襲し、機能を向上させた部分については後述に続く。。。。
たったこれだけ、、、と思うことを何年も思いつかなかった自分がいました。しかし最終的に信条であるシンプルかつ機能性のあるプロダクト作りに合致します。これを思いついた時はとても嬉しい気分でした。
本日はスナップの話。これまで僕はミノーの接続に「クロスロックスナップ」+「ラインチューブ」を推奨してきました。チューブはミノーのフロントフック拾い防止と、基盤リップとラインが擦れるのを防ぐためでした。基盤リップはガラス質で傷が入るとかなり鋭利になります。基盤リップ搭載のミノーを使って謎のラインブレイクをしていた方はここを疑ってみては。
最近、ジャックガウディのブレードを検討する際の推奨スナップを検討するうちに、思わず最強のスナップに出会えました。それが「パワースピードスナップ」です。止め部の折り返しが小型かつ、腕が長いことで知恵の輪のように苦労するブレードの2つの穴にも通しやすい構造です。
通常のスナップの線径が0.4〜0.45mmに対して、パワースピードスナップはSサイズで0.55mm、Mサイズで0.6mm。強度もあり、ラウンド形状も細めで少々の衝撃では開きませんでした。しかしながら長さがあるので開けやすい!
その長さがミノーのリップからもラインを守り、フックが追い越してラインが針を拾うことも少なかったです。これで先のチューブが果たす役目を両方とも備えています。このスナップをもっと早く知っていればよかった。
しかも富士工業が作った製品だけに、ガイドにも通る細身の設計のおかげで、スルスルとガイドから抜いて、アンバサダーのライン止めにも使えます。これで余計な留め具も不要です。このパワースピードスナップをこれからの渓流ミノーイングの最強、最適なスナップとして皆さんにも強くお勧めします。+ブレード・ジャックガウディも鋭意開発中です。