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2021/07/15STAG ON YOU

H.teshima

「STAG ON YOU」ではなく「STUCK ON YOU」ですね。(わかってくれるかな?苦笑)しかし、それくらいSTAG揃えにハマってしまいます。STAGも販売数が多くないのは恐縮です。STAGネット産みの親「土屋真一氏」とSTAGグリップをY式工法で仕上げた「山岸友宏氏」との師弟コンビ。カスケットユーザーなら、ぜひいつかは揃えて欲しい組み合わせです。

STAG揃えのアウトバックビリーバーOBB67MTとアンバサダーの組み合わせ、そしてTRAD78HSに60cm超の遡上アメマス。このレポはまた後日いたします。

本日はスタッグネット販売にご参加いただいてありがとうございます。今回はCマイルなしで販売セッティングしましたのでこれからの方にもチャンスがありました。 ライオネルリッチーの「STUCK ON YOU」もいいのですが、MEIKOの可愛い声で「STUCK ON YOU」をSTAGを買えた人もこれから買いたい人も癒されてみては?
4日目は大きな下げ潮の時間と風向きが同調し、潮が流れている状況だった。手島氏は私がイトウを釣ったことで安堵したのか、今回で一度もバイトがない場所で多くの時間を使いたいと言った。そこはかつて太郎と遭遇した場所。前回の釣行で確信を得る寸前のところまでいった釣り方を実践しはじめたのだ。 手島氏の願いが叶ったのか、この日のバイトはすぐにあった。しかし釣れたのは幹二朗である(釣れたのは平べったい魚、ヌマガレイ。名前の由来は平幹二朗ネ)。その後もバイトは続く、が惜しくもランディング寸前で逃げられた。90cmくらいはありそうなイトウだった。 ここにきて諦めムードが漂ったが、手島氏はラインシステムをあっという間に組み直すとまた海原に向かって投げ始めた。 僕は足が痛いのでウエーダーを半尻脱いで休むことにした。そこに一息つく間もなく手島氏が私を呼ぶ声がした。 ついに太郎か?!その引きの強さからメーターオーバーのイトウであることが想像できる。私はウエーダーだけを履き、ブーツは履かず砂浜を走った。撮影も忘れ、あのイトウはぜったいに捕えなければならないと思ったのだ。先ほどのように砂浜の傾斜が急なので、ラインを引いてズリ上げると、ブレイク、バラシの原因になる。だからイトウが波打ちに上がった隙を捕まえて私が岸際に持っていく。少年時代の鯉の大捕物を思い出す。緊張した、何度も試みた、ヘッドシェイクもパワフルだ。足の痛みも忘れて僕はイトウを岸に追いやった。 見てくれ、このアブラビレを。大きい、太い、重い。だが、これは太郎ではなく、二郎だった(ちょいとぉ~すし太郎~)。 手島氏が実践した新しい釣り方は、太郎のキャッチまでには至らなかったものの、ある状況にハマった時に効果的だった。その状況は、まだ口にすることはできないが、今回のテストで新しいルアーの開発も進むだろう。 少年の頃、水びたしになって大騒ぎで魚を捉えた。夢中になって魚釣り以外のことは考えなかった。今回の旅は、そんな追憶が脳裏に戻る、そんな五日間となった。 今回はフィールドテストに同行させてもらい、私も運よくイトウを手にした。手島氏には通いなれた場所でのイトウ釣りでも、私にとっては初めての経験であり、タックルからルアーセレクト、ルアーの使い方やランディングなど、すべてにおいて手島氏のサポートなしではキャッチには至らなかった。一生手にすることはないと思っていたイトウと出会えたので、感謝しかない。(とりあえず書いておかねば。) 手島氏がプレゼントしてくれた私のイトウの歯形が付いた思い出のルアーは、最後の最後で一回だけ使おうとして、その一投をミスキャストでぶっ飛ばしてしまったのだけが悔やまれる。(MP145・シルバーの分身の術ネ、拾った人は教えてちょ) 様々な釣りの取材をしてきた私は、このMPを使った釣りは、他のフィールド、対象魚でも効果的だと思う。手島氏の釣り方を見るまで少しイメージがずれていたので次回に機会をみてレポートしたい。事実、北海道のイトウ、海アメ、海サクラ狙いのアングラー以外は、まだ使っている人も少ないだろう。
早くこのメソッドで大物を手にしたい。私は太郎じゃなく、花子、いや峰不二子狙いで…
ミヤザワユタカ
古いフィルソンのチェストパックを大事に使ってきました。20年以上前、九州のとある渓流でこのチェストパック姿にバンブーロッドを振る老紳士の姿に憧れたものです。僕は主に使用ルアーの大きい時やコンデジを頻繁に出す場面の釣りなどに、このフロントパックの大きなチェストパックの出番でした。 シーバスやイトウで主に使っていたのですが、使っていたらお客様から「いいね」と要望が多くて2年ほど前からリバイバルに取り掛かろうと決意したのです。 【改善点を見る。】 しかしこのチェストパックはいくつか問題がありました。最たるは背面パックの荷物が多いと背面にずり下がってしまうことです。それに胸の前で大きなパックがあるとロッド操作がしづらくて、無理して続けると肩がこるんです。だから写真のようにフロントは腰の位置くらいまで下げて使わないと不便でした。 ちなみにフィルソンのオールド品はチェストが大容量で、背面が少ししか入らない規格になっていて、おそらくフロントヘヴィで使いなさいという意思の顕れだったと思います。しかし、僕は背面にミラーレスなどの大きなカメラを入れておきたかった。そこで僕が企画したものはご覧のようにフロントがやや薄めで背面の方が大型になっています。配分の出発点が違います。 背面にはディエンダー防水カメラケースはもちろん、メイホーのC-1200(255*190*40mm)が二枚も入る広さをもたせています。ここまで背面にスペースを設けると、先のずり下がり(フロントずり上がり)問題が出て来ます。ここの解決が難しい部分でした。 ベルト位置や止め方を変えたり、フォウルウエザーのような細いベルトを付属させたりと試行錯誤しましたが、いまひとつ上手くいきませんでした。やり過ぎるとせっかくのシンプルで美しい姿を損なってしまう。しかしこの問題をシンプルで機能的に解決する方法をついに思いつきました。 それがこれ、「BIND LOOP+」バインドループを付属させるという単純な発想です。つまりウエストベルトにフロントパックを紐付け(BIND)してしまうものです。こうすれば荷物も安定するし、背面にいくら重いものを入れてもチェストパックが上がってくることはありません。 背面にもループを付けましたので、前後の荷物を釣り合わせた、最も格好良く見える状態を保つこともできます。(実際の釣りではやや不便なスタイル)見た目はオールドを踏襲し、機能を向上させた部分です。 たったこれだけ、、、と思うことを何年も思いつかなかった自分がいました。しかし最終的に信条であるシンプルかつ機能性のあるプロダクト作りに合致します。これを思いついた時はとても嬉しい気分でした。 【大容量コンセプトはそのままに。】 フロントの大容量も必要なスペースを確保しています。これまた復刻リバイバルシリーズのUMCO-P9(HOMAGE)も2個(仕切り付き)とPENCO(入れ子式のストレージボックス)の2番目のサイズも同時に入ります。*PENCO最大サイズも一つだけなら余裕です。 PENCOは間仕切りのないガサッと大型ルアーを入れることができるボックスです。 メイホーのC-1200もご覧の通り。かなりの種類のルアーを持ち運べます。さらにフロントポケットの内部には三つの内部仕切りも配置。落としたくない鍵や携帯電話、ルアーフライの小物を個別に収納することができます。 フロント部分に配置されたフラップ付きポケット(マチをもたせた作りで厚みのあるものも収納可能)留め具はオリジナルのスナップボタン。 中央のベルトは何に使ってもいいのですが、最近動画を撮りたい方にはクリップもつけてはどうでしょうか?中央に来るのでしっかり視界を確保できます。 その下のフリーポケットはあえてフラップを付けず、すぐに取り出したいものを入れて欲しい。例えばルーンのフロータントなど、深くてすっぽりと入るので簡単には飛び出しません。 例えば、僕は完全防水のSONY RX0M2などを入れたりします。サイドの留め具で繋いでおけば万一の時も落下しません。 深いのでこちらもすっぽり。 【ファブルファスナー】 ファスナーにもこだわりました。レザーを取り付けると洗濯ができないので、二段階のヒンジがあるアンティークなファスナーを選択。どの位置からでもすぐに開け閉め時にファスナーが動きやすいのです。フィルソンしか知らない方はきっとこのファスナーに感心すると思います。さらに背面のバックパックには僕は小型のカラビナで鍵をするように心掛けています。不意の閉め忘れはもちろん、ランディングネットを抜く時や木枝に引っ張られて開いてしまうトラブルがなくなります。
宗谷遠征も佳境へ。ここからはフィッシングライター「ミヤザワユタカ」氏によるレポートとなります。 手島氏がここに訪れた理由は、奴(宗谷太郎と呼ぶらしい)を釣ることだった。 宗谷太郎とは手島氏がいつかはと心に願う130cmを超えるイトウのことである。過去に二回対峙し、最後の最後にやられているらしい。そう、太郎は海にもいる。この広い海に太郎が出現する場所、タイミングはもしかするとこの時期しかないのかも知れない。 申し遅れました、私はフリーのライター兼カメラマン「ミヤザワユタカ」と申します。そして手島氏の旧い友人でもあります。私はこれがはじめてのイトウ釣りです。左足の痛風が痛くて座っているのではありません。気配を殺しているんです。イトウが掛かっても、すぐに立ち上がれるかどうかは分かりませんよ。(汗) MPではよくアメマスが釣れましたが、宗谷太郎は滅多なことでは姿を見せない。15年以上(昨年はコロナの影響で行っていない)北海道にイトウ釣りのために通って、手島氏は川が良い状況と、海が良いときが大凡わかっているようだった。川にも行ったが今回は海に狙いを絞ったようだ。私は従うしかない。(イヤではない)太郎の気配を感じたのは3日目のことだった。もともと5日間のフィールドテスト予定だったが、早起きの連続は結構きつい。宗谷の日の出が午前三時と早過ぎる。 ようやく私にイトウが釣れた。ヒットルアーはMPだった。波打ち際、ピックアップ寸前でイトウが背中を出してMPを口にした。MPは波打ち際までリトリーブができ、ピックアップする際の直立浮きは食わせる間と、フックに砂浜の小石が当たりフックポイントを傷めないという二つの意味がある。(深い!) アメマスもイトウも波打ち際まで気が抜けない、水があるところすべてにヒットチャンスがあるというのがイトウ釣りなのだ。この日手島氏はアメマスを次々と釣り上げ、最後はイトウもキャッチ。セイコマの唐揚げはたしかに美味いが、流石に飽きてきた三日目がようやく終了した。 この時、こんなにベストを海水に濡らしていいのか?とは思っていた。それにしてもMP145の釣り方、釣れ方が面白い。とにかくよく釣れる。動画ではたくさんのアメマスも釣れている、きっと手島氏が後でまとめるはず。(ネ?) つづく

2021/07/12受付開始

H.teshima

お待たせしました、本日12時より受付を開始しました。