ベゼルグリップの起りはボロンハンドルがまだない時分、銘木グリップの永続性を目的に開発されました。渓流の岩塊を歩き、木々の中でキャストを繰り返すロッドブランクに傷はつきもので破損もあります。その際にブランクスルーで接着された銘木を破棄するのは大変勿体ないと思っていたのです。
その後、脱着式構想は、新たにボロンハンドルを想起開発、軽量なハンドルの登場でベゼルグリップは役目を終えたかに見えましたが、姿の美しさから求めるファンが後を立たず、現在に至ります。名前の由来は時計のベゼルをデザインしたフロントキャップの脱着構造にあります。機能を満たし、さらにシンプルに仕上げることを煮詰めた形状は今なお変更余地のない、まさに機能美を極めます。
ジュラルミン塊から削り出されたフロントキャップにトリガー、職人技のローレット。そしてヤマギシトモヒロが削り出す銘木とのコンビネーションのデザインは所有者を満たします。毎回、少しづつしか製作できませんが、釣りの瞬間はもちろん、用意する時間さえも楽しんでいただけるはずです。
今回の発売開始は本日の20時からです。夕方頃には発売品の紹介をブログで予定しており、30分前の19時30分には受付ページが閲覧できるようになります。
カスケットだけのオリジナルネーム、ウッドワーズのコンパクションネットも少量ですが販売があります。こちらもデザインと機能に熟慮を重ねて作られた至高のランディングネットです。本日20時をお楽しみに、どうぞよろしくお願いします。