■2610TDR(26cm内径)
アフリカンジャラー虎杢 × カーリーメイプル × アフリカンジャラー虎杢
近日予定しております【スタッグフェア】にて販売させて頂くTクラフト最高峰のランディングネット「STAG MODEL」。本日はその中から、いくつかをご紹介。まずは、いきなり聞きなれないウッド「アフリカンジャラー虎杢」。実はこれ、僕も初めて目にするウッド。そして、海外の文献までほうぼう調べましたが、詳細が全くわからない(汗)こんなの初めてです。
硬質な表面、独特の赤茶色にウネリを伴った模様。一つだけ言えるのは、間違いなくほとんど流通していないウッドであるということです。こりゃマニア心をくすぐられて仕方ありません!!(笑)どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えてください…(汗)
■2208TDR-C(22cm内径)
ハワイアンコア・カーリー × ハワイアンコア白太 × ハワイアンコア・カーリー
続いては、カーリー(縮み杢)界の王様「ハワイアンコア・カーリー」。ハワイ諸島だけに分布生育する固有種で現在は輸出制限が掛けられている希少なウッド種。その輝きの深さ、美しさときたら、誰もが一発で虜になるほど。ツウな方達は通称「コア」と呼んで、その特別な表情にウットリ酔いしれています。
今回の一本はなんと贅沢にフレーム両面に使用しています。さらに中間材は同じくハワイアンコアの白太部分でコーディネート。つまり、オールハワイアンコア。これはマニアならずとも垂涎です。
■3412TDR(34cm内径)
花梨瘤 × 紫檀 × 花梨瘤
こちらはついに禁断の扉を開けて、フレーム両面に花梨の「瘤材」を使用してしまった一本。節の塊のような部位である「瘤」部分をここまで美しく曲げ、ワンピースのフレームとして仕上げる事が可能なのは、日本最高峰のランディングネット職人である土屋氏の卓越した技術だからこそ。
そして花梨瘤に挟まれるは「紫檀」、またの名を「ローズウッド」と呼びます。美しい濃色の筋模様を有することから、ギターなど楽器、高級家具などの良材としても知られますが、近年ワシントン条約の取引規制対象となったウッドです。極めて贅沢に濃色のグラデーションフレームを纏った衝撃の一本。写真に映える、まさにフォトジェニックなスタッグネットです。
■2410TDR(24cm内径)
神代杉 × 栃縮み杢・極上 × 神代楡縮み杢・極上 × 栃縮み杢・極上 × バストゥーンウォルナット/カーリー・極上
こちらは職人技の結晶「5層フレーム」を実現し、さらに使用する材も古今東西の極上を集めた珠玉の一本。「神代杉」と「神代楡縮み杢」は、地殻変動などにより、千年以上もの間地中に眠っていた杢。酸素が遮断された地中で酸化、風化する事無く、気が遠くなる程の長い時間を掛けて大地が染め上げたその茶褐色〜緑灰色の杢肌は何とも表現しがたい風合い。また永きに渡り火山灰の成分などを吸い込み半化石化した杢材とも言われています。そして、それぞれ間に挟まれるのは非常に細かいピッチの縮み模様を持つ「栃縮み杢・極上」です。
そして一番外側のウッド「バストゥーンウォルナット/カーリー」がこれまたすごい。ブラックウォルナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュウォルナットを接ぎ木して出来る品種「クラロウォルナット」が、さらに「イングリッシュウォルナット」と自然交雑する事のみで生まれる、天文学的確率でしか出現しない超希少種。別名:パラドックス・ウォルナットとも呼ばれ、数ある品種のウォルナットの中で最も希少とも言われる銘木です。さらにその中でも「極上」と呼べるほどの縮み模様が出た物となると…書きながら興奮して倒れそうです(笑) つづく