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コロナですっかり調子が狂った今シーズン。いよいよ終盤に向け、投稿レポもご紹介します。 もう一つ、進行中というか、実験中のプラグがあります。その名も「タニシーシャッド(仮)」。支笏湖ではいつもお世話の小林さんとの会話から生まれたタニシ型クランクです。 そもそもブラウンって何で黒いクランク食うのかな?という話から、一度お腹から大量のタニシが出たよと聞いた。そこから、ひょっとすると強風時、タニシは浮遊して移動するんじゃないかという仮説になって、このタニシ特化型のプラグ開発に繋がったのです。 まだまだ確証は得ていませんが、小林さんが使い方も含めて研究中です。実はこのアイデア自体は2年前からあり、小林さんの孤独な実験は続きます。(・・・のはずです。笑)ともあれ、支笏湖以外にも芦ノ湖やイワナにも使えそうな面白い発想なんです。商品化は分かりませんが、カスケットの実験活動の一つとして「タニシーシャッド」紹介しておきます。 ロッド:トライアンフTRB83HS、スーパーディスティニィSDB74MHSなど。
どこ? えっ? そんな小笠原さんと、今年は運が良ければ上の写真のところへ行きたかったのですが、このコロナ禍でもちろん断念。ロシアからもお誘いがあったのですが、行き帰りのコロナ対策による隔離期間の合計が約1ヶ月も余分に過ごすと聞くと、とても行けません。(NZもまだこの状態らしい) そんな中、秘かに準備を進めていたプロトロッド(4pcs)が完成。これはソルティスペイサイドの系譜を継ぎながら、世界のイトウ属を相手にしたいと初めから「Ruinos Huchen(Expedition)」ブランドで企画しています。このロッドはまだワンオフ的な製作で一般向けの販売はありません。このロッド、1本はロシアに旅立ち、もう一本は小笠原さんの元へ行きました。 これまで作った竿の中で最も豪華で高価な仕様にしましたが、もちろんお二人には実費購入いただいております。時々、カスケットのテスターになりたいとか、こんなの作ったらなどご意見いただきますが、うちにそんな余裕はありません。こうした案内は僕が釣果や釣り方の話を聞いて面白いと思った方やお世話になった方に時々提案することがある程度です。 そして、もう一人のイトウ常連の片岡様にはビッグベイト用のワンオフ・ブランクを試してもらっています。すでにメーターオーバーと巨鯉(ネットはマクリーンの3XL!)も捕獲。ジャパントラウトの最高位とも言っていい巨大魚イトウへの夢が膨らみます。 「Ruinos Huchen」ルイノとはアイヌ語で激しいという意味、Huchenはイトウ。宗谷で僕にイトウを教えてくれた川村さんが名付けた名前です。この名前を世界のイトウファンに広めたい。僕の目標です。
北海道は「イトウ釣り日記*」管理者の小笠原さんからイトウの便りが届きました。(*現在はインスタの方が更新多いのかな?)氏は僕にマクリーンネットを推進してくれた張本人です。氏が使ってくれているソルティスペイサイドは現在イトウ愛好家に向けて「ルイノスヒューチェンver」として製作しているブランクです。最近、このブランクの評価がイトウや鮭、シーバス、アカメからも上がっています。(アカメは記録級だったんですが、ご本人の希望で非公開。) 2020年春、ソルティの名に恥じぬ海でもこのロッドは活躍。ちょうど愛知県から遠征で居合わせたカスケットユーザーの岡村さんが彼の写真を撮るという偶然。いや、小笠原さんは僕が行けないということで「手島コスプレ」で登場するという遊び心に、「これはもしや・・・」と岡村さんがすぐに反応。(笑)こうした二人のエピソードに僕は嬉しくなりました。 もちろん岡村さんもイトウをキャッチ。長らく作っていないヌーヴェルヴァーグ。販売サイクルが長いので、これも再販要望の多いルアーです。 そう、小笠原さんは若くて痩せています。(僕とはすぐに見分けがつきます)つづく・・・

本日の道具

ハッスルトラッドとファルコンの新型を今週末に向けて販売準備を進めています。本日はちょうどこの二つを使って金澤様からご投稿いただきました。 お名前:金澤様
ロッド:アルセドクライマー50LS
リール:ステラC2000HGS
ネット:コンクルージョンST23
ルアー:ハッスルトラッド502、ファルコン50S
ダウンクロスでの一匹、今年一番の猛烈なファイト。同日二本目、6連続尺上、サイドクロスにドスン、ネイティブヤマメに満足でした。 金澤様、本日紹介以外にもたくさん投稿を届けてくださってありがとうございます。性格の違う二つのミノーですが、金澤様がその場面や流れ、岩などの配置に応じて使いこなしてあるのが分かります。そうして先にも予告していたファルコンの新型が今週末にいよいよ発売となります。金澤様はじめ、皆様にまた新たなミノーを使いこなす渓流の楽しみをお届けできれば幸いです。

2020/08/20ファルコン予告

H.teshima

ファルコンシリーズの新たなモデルを北海道でトレイル中の斉藤さんにテストしてもらっています。 渓流仕様となるFLC50Sは源流直アップに特化したコンセプトでしたが、今回のニューモデルはアップもダウンも使える要素を盛り込み、ファットボディの安定性にフラットサイドを削ることで視覚的なアピール性能と瞬間のゆらぎ(不安定要素)を特化させました。アイも今回から三層アイに進化。 写真提供:angler saito氏
クリアウッドの名の通り、透き通るオールセルロースのハンドメイドミノーに磨きがかかりました。ところでオールセルロースは作ることが難しいのですが、得られるファルコン・ボディは堅牢性、耐久性に優れています。アクションは使い手の意図的なコース取りと、定位性能に此処!と言う瞬間での加速減速のギアチェンジ、多彩なダンスが可能になっています。この操作感はきっと楽しいですよ。新たなミノー発表、販売までもう少しです。