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2024/07/08オリジナルフライリールGORDON・受注再開

スタッフ コーヘイ

カスケットオリジナルのフライリール「GORDON」の受付を再開しました。動画内では、リールの細部や美しいクリック音も聞いて頂けますのでぜひご覧ください。 クラシックな両軸バーミンガムスタイル。職人が1点1点削り出し、手作業で磨き上げられた大変贅沢な渓流用小型リールです。 機能を重視したラージアーバーが主流の現在。短めのロッドに似合う小径リールが本当に少なくなっていますが、可憐な日本渓流魚の傍に添えるなら、やはりこんな小粒なリールが粋だと感じます。 昨今の材料や製作費の高騰により、今回僅かながら価格を改定させて頂きました。しかし今後の製作においては、さらに価格改定が必要になってしまうことがすでに分かっており、現価格でレザーポーチ、交換用サイドプレートが付属するフルセットは、今回受注分で最後となる予定です。次回生産分より、付属品が付かなくなる又は価格改定を予定しています。 手作りの道具が生み出す、スローで優雅な釣りの時間はなんとも心地の良いものです。手作りのリール「GORDON」。ぜひこの機会にご注文ください。

本日の道具

家族ごとを済ませて、この日はGW唯一の釣り日。
綺麗な魚達に会いたくて、僕は街をくぐり抜け、人ひとり居ない深い深い山の奥へと向かいました。 堰堤のプールを除けば、そこはポケットウォーターと呼べるような、小さなポイントが連続する源流部。近距離〜中距離のコントロール性能に秀でたグラスロッド「スコットFシリーズ」は強力な相棒となります。 大好きな無黒点のヤマメに、エメラルドのパーマークを纏ったオシャレさん。大きさこそ無いものの、ビューティーコンテストなら優勝させてあげたいような美しさ。 最後はお腹にまでビッシリ黒点を持った「マダラ」な一尾。この日はメイフライ系の毛鉤には全く無関心。山女魚たちはCDCやエルクヘアで巻いたカディスタイプにご執心でした。 そして待ちに待った野生の昼食、BLTサンドイッチ。新鮮な野菜に燻製豚肉、さらに欲張ってチーズもイン。これをギューっと潰して頬張るのが最高なのです。 この日の獲物は魚だけでなく、鹿の落とし物も。さすがハンティングシリーズの「ピントラー」。これほど鹿角が似合うバックパックもそうそう有りません(笑) 鮮やかな新緑、吹き抜ける風、澄み切った流れ、飛び交う虫達、そして美しい山女魚。様々な野生を体の奥深くまで染み込ませて、僕は山を後にしました。

本日の道具

2021/11/06スコット・Fシリーズ723/5再入荷。

スタッフ コーヘイ

スコットの伝統息づくグラスロッド「Fシリーズ」の723/5(7ft2inc3番/5ピース)が再入荷しました。Sグラス全盛の時代にあえて用いたEグラスは、深いパーシモン色のアンサンド・ナチュラルフィニッシュ。 ちなみにこのブランクカラーは塗装ではなく特注したレジンによるものらしく、素材そのものの色合いだそう。その他にも、1点1点擦り合わせで作られる中空の印籠継ぎ、フロールグレードの最上級コルク、チタンSic製ストリッピングガイド、レモンイエロー&カーマイン色の美しいティッピングスレッドなど、仕上げ&性能ともに一切の妥協を廃した造り込み。これぞクラシックな最先端、極上の一振りです。

本日の道具

2021/10/07GORDONの魅力

スタッフ コーヘイ

カスケットオリジナルのフライリール「GORDON」。1点1点を熟練の職人がパーツから削り出し、ハンドポリッシュで磨き上げる贅沢なトラウト用小型リールです。 僕の一台はすでに置き傷だらけですが、その一つ一つに釣行の思い出が詰まっています。全てのパーツが無垢材からの削り出しであり、塗装ではなく磨き上げのみによる仕上げ。鏡面のため傷が付きやすいと言えますが、逆に傷を味わいとして刻む事ができるのが大きな特徴です。 また無垢材だからこそ、小さな傷は研磨すれば消すことも出来ます。自分で手をかけて付き合っていく事が出来るのです。表面に塗装やコーティングが施されている現代的なリールだとこうはいきません。 小径でスモールアーバーなのでHardyなどと同様、ラインを巻きっぱなしだとクセが付きやすかったりする悩みのタネもヴィンテージリールのよう(笑)しかしそんな手間の掛かるところが一層趣味性を増してくれています。機能面で言えば最新のラージアーバーに比べると不便なところも多いわけですが、それを差し引いても余るほどの魅力がこのスモール・トラウトリールにはあるのです。

本日の道具

2021/09/272021年の渓流納め

スタッフ コーヘイ

つい先日解禁したと思っていた2021年シーズンも、気がついたらもう禁漁直前。これはイカンと最後の山女魚釣りに出掛けてきました。 歩いて歩いて森の奥へ。すました顔で写ってますが、内心は「や、やばい、釣りする前からもうきつい・・・」です。(笑) 相棒はスコットのグラスロッド「Fシリーズ」にオリジナルリール「GORDON」。共に現行品とは思えないようなクラシカルな見た目が気に入っています。 最高に美味しい空気のなかで、お昼はオニオンスープにハンバーガー。お腹いっぱいになったら、秋の風景を探しながら森のスナップシューティングも楽しみます。 景色と共にちょっぴり色づいた山女魚。サイズに見合わぬ強烈な走りでロッドを曲げてくれた印象的な一尾。 こちらは丸型パーマークと極端に少ない黒点が特徴的。少しづつサビが出始めていて秋を感じる一尾でした。 歩き疲れて足は棒、もうヘロヘロ。だけれど秋晴れの空のもと、落ち葉舞う木々のトンネルをくぐり、綺麗な山女魚たちに出会い、全身全霊で渓流を楽しめた1日でした。唯一、猛烈な勢いで僕の毛鉤を引ったくっていった尺山女魚をバラしてしまったのが心残りだけど、それはまた来年の楽しみに。悔しさは胸に閉まって川を後にしたのでした。

本日の道具