今夏、かのクリスチャンディオールとタッグを組んだ事でも記憶に新しいミステリーランチ。「餅は餅屋」という言葉があるように、ディオールのようなビッグメゾンさえも、バックパックを作るならミステリーランチをパートナーに選ぶほど、絶対的な信頼を集めている事が伺えます。
とにかく頑丈である事。そして常に「想定外」を織り込んで設計されている事。元々パック修理の名工でありバックパック界の神とも称される「デイナ・グリーソン」氏の作品にはどのアイテムにも限界突破的な性能が秘められています。
中でも一際ユニークな機能がフレームとパック本体の間を拡張して、大きな荷物を運搬することを可能にした「オーバーロードシステム」。
画像は、パック内にウェーダーとアウターを入れ、オーバーロードでマクリーン社のランディングネット2XLサイズ(仕舞い寸法:長さ104×幅52cm)とシムス社のG3ガイドブーツを挟んでみた状態。(まだ限界ではありません・・・汗)
そしてこのパックのモデル名にもなっている機能「Pop-Upフレーム」がまた奇想天外で面白い。パック自体は30Lとさほど大きくないのですが、なんとフレーム自体が無段階で伸縮。これにより通常なら不可能とも思える、本体フレームを遥かに上回る大きさの荷物をも挟み込む事を可能にしています。
普通考えついても作らないだろ・・・と思うようなマニアック過ぎる構造さえも実現させるのがこのブランドのスゴイところです(笑)
各部に使われるパーツも創意工夫が凝らされた一級品であり、何より実用性、耐久性重視。カスケットでは渓流で使いやすいモデル、またはパック一つで釣り旅に出られるような、頼もしいモデルをセレクトしています。