2018/08/09テイク&サンズ フィールドブーツその2
【TAKE&SONSのブーツ その2】
手仕事により造られた靴は、後ろ姿がまた美しい。それは仕立ての良さからくるものです。ステッチを見て頂くと分かりますが、非常に細かいピッチで、かつ驚く程に正確に縫われています。そしてTAKE&SONSのデザイナーさんから直接お話を聞いて納得しました。これは「職人による手仕事」なのだと…。
もちろん今回のブーツは一人一人に合わせるビスポーク(特注)ではないですが、アッパーのミシンがけ等ビスポーク職人が自ら行っているのですから、その技術、仕事は同じなわけです。なのにこのブーツ、価格は108,000円(税別)。つまり、この手間の掛かりよう、造りに対して安過ぎるのです。
さっそくデザイナーさんに尋ねると、「ハイ、赤字ですよ。笑 でも実現させたかった。今回は私達も含め職人も、面白いからと楽しんでやっています。色々な意味でのトライアル、だから今回この価格。本当なら倍ぐらいの価格設定でも良いくらいなんです。この価格でいつまで出来るか…」と話してくださいました。確かに、これが正直な所なのだと思います。(※追記:先日メーカーHPで来季からの値上げが発表されています)
一足数千円の靴がある昨今、108,000円という価格だけを見れば「高い靴」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、手作業でのみ得られるこの繊細なライン、上質な造り。ここまで手間ひま掛けた、想いの詰まったアウトドア・フィールドブーツが他にあるでしょうか。僕はこのチャレンジスピリットに心底感動してしまいました。つづく
手仕事により造られた靴は、後ろ姿がまた美しい。それは仕立ての良さからくるものです。ステッチを見て頂くと分かりますが、非常に細かいピッチで、かつ驚く程に正確に縫われています。そしてTAKE&SONSのデザイナーさんから直接お話を聞いて納得しました。これは「職人による手仕事」なのだと…。
もちろん今回のブーツは一人一人に合わせるビスポーク(特注)ではないですが、アッパーのミシンがけ等ビスポーク職人が自ら行っているのですから、その技術、仕事は同じなわけです。なのにこのブーツ、価格は108,000円(税別)。つまり、この手間の掛かりよう、造りに対して安過ぎるのです。
さっそくデザイナーさんに尋ねると、「ハイ、赤字ですよ。笑 でも実現させたかった。今回は私達も含め職人も、面白いからと楽しんでやっています。色々な意味でのトライアル、だから今回この価格。本当なら倍ぐらいの価格設定でも良いくらいなんです。この価格でいつまで出来るか…」と話してくださいました。確かに、これが正直な所なのだと思います。(※追記:先日メーカーHPで来季からの値上げが発表されています)
一足数千円の靴がある昨今、108,000円という価格だけを見れば「高い靴」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、手作業でのみ得られるこの繊細なライン、上質な造り。ここまで手間ひま掛けた、想いの詰まったアウトドア・フィールドブーツが他にあるでしょうか。僕はこのチャレンジスピリットに心底感動してしまいました。つづく
本日の道具
テイク&サンズ Field Boots
¥108,000+tax
完全に心を打ち抜かれました…。それは高い安いに関係なく”本当に良いもの”だからこそ。 片足ごとに付属する収納袋も上質。細かい部分まで抜かりなし。これが”MADE IN JAPAN”です。







これだけ科学が発展した現代でも、人間は靴一足が無いだけでまともに外を歩く事すら出来ません。ましてや二足歩行の人間にとって「足」は大地と自分を結ぶ唯一の接点となります。だからこそ、靴は身につける物の中で最も拘るべきだ、と僕は思っています。
本日のブログは「靴」の話。実はワタクシ大の靴好き。ちょっとだけ熱く語らせて下さいませ。
「靴だけは良いものを履きなさい。」いつもそう両親に教えられてきました。また過去に服飾系の仕事をしていた事もあり、自分なりに靴には人一倍こだわりを持っているつもりです。二十歳そこそこの時には、お給料を全部突っ込んで数十万もする靴を2ヶ月連続で購入し、両親を呆れさせた事もあります。しかし、そうやって上質な物を自分の眼で見て触ってきたからこそ、「良いもの」と「良くないもの」を見分ける眼は確実に養われてきた自負があります。
そんな僕ですが、今春、展示会サンプルを見て一目で心を奪われたブーツがありました。それがTAKE&SONSの「Field Boots」。ボリュームのあるトゥにキュッと締まったヒールカップと足首。その姿勢を見て上質な造りであるのは一目で分かりました。
レザーはかの有名なタンナー「ホーウィン社」のクロムエクセルレザー。これは約100年前にホーウィンが独自のレシピで完成させたオイルドレザーで、驚く程の足馴染みの良さと、経年変化の美しさを誇ります。良いレザーというのは革表面と、シワの入り方を見ればすぐに分かるものです。きめが細かくシワに雑さがありません。これは履き込む程に顕著になっていきます。
そして表面を整える様な加工を施していない(する必要がない)ので、最初から少しのムラや小傷がある事が多い。また使っていても傷は入りやすいですが、繊維自体がきめ細かいため、メンテナンスによってある程度消えていきます。だから「ボロく」なるのでは無く「アジ」が出る。風格は増していくばかりなのです。つづく
インポートブランドが持つ様な独特の存在感と、MADE IN JAPANの高い品質が融合する「TAKE&SONS」のアイテム。
ここまでのクオリティとセンスで物造りをしているアパレルブランド、国内では本当に貴重な存在だと思います。
季節は夏真っ盛りですが、早くも2018年秋冬のアイテムが入荷し始めました。第一弾は「カモフラ柄のボウタイ」と「コットン・リップストップシャツ」。クラシックでヘビーデューティーなんだけど上品。いやはや、参りました。格好良いの一言でございます。
いずれも少量入荷、再入荷は難しいアイテムばかりですので気になったら是非。近日その他のアイテムもご紹介予定です。

