2020/12/07ウールフェルトで行く源流
ウールフェルトの販売を開始しました。基本的にフェルトーソールのみの販売です。
つまり貼り替えの施工はご自身でお願いします。個人的には靴専門の修理屋で施工することをお勧めします。
しかしながら現在はトラウトオフ期間ですので、今冬限定で貼り替え業者への持ち込みを弊社にていたします。
ここで斜面図を見ていただいて想像いただきたいのが、フェルト厚さ増(15mm)による弊害です。15mm厚はヘリが遅くなるのでメリットはありますが、斜面でのソール自体が柔らかいゆえに踏ん張った時に靴底がやや動く感覚になることがあります。これが嫌な方はフリクション性能も歩き心地も抜群な12mm厚を選んでください。また高価ですが白色のウール100%フェルトも抜群ですが、減り辛さは大差ありません。
ウールフェルト受付ページはこちら
ここで斜面図を見ていただいて想像いただきたいのが、フェルト厚さ増(15mm)による弊害です。15mm厚はヘリが遅くなるのでメリットはありますが、斜面でのソール自体が柔らかいゆえに踏ん張った時に靴底がやや動く感覚になることがあります。これが嫌な方はフリクション性能も歩き心地も抜群な12mm厚を選んでください。また高価ですが白色のウール100%フェルトも抜群ですが、減り辛さは大差ありません。
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僕はシムスのフェルト交換サービス休止時期をきっかけにフェルトを自分で交換してみました。そこには前々から思っていたことがあります。それはウールフェルトに変更することです。シャワークライミングと同じくらい急登の岩を上る釣りをされる方ならウールフェルト一択と言って良いほどフリクション(摩擦)に効果を認めます。ここ最近のシムスのフェルトは硬過ぎるのです。シムスに最初から付いているフェルトはおそらくアクリルまたは化繊100%のフェルトで硬度があり、減りは遅いけれども岩の凹凸に馴染む柔らかさには難ありです。さらに使えば使うほど硬さは増すので滑りやすくなります。
これではフェルトの意味がない。岩の凹凸に馴染む性能はむしろ現行の(ウエーディング用)ビブラム・ラバーソールの方が進化しているなと思うほどです。(シムスは一時期、フェルト撤廃を行った過去があります。)ビブラムも良いですが、ツルツルの斜度のある岩に一瞬でも足裏を食い付かせるような場面にはウールフェルトが安心できます。そこで現在シムスのフェルト交換も再開されましたので、並行してカスケットとしては、交換用のウールフェルトの販売を企画しています。もう少し素材を煮詰めていきますが12月には販売に漕ぎ着けたいと思っています。
ゴアテックスと言えばその完全防水と透湿機能があまりに有名です。しかし、今期よりSIMMSでも採用され始めた新たな素材「ゴアテックス・インフィニアム」はちょっと違います。それは「非防水」であること。
これまでゴアテックスは生地の縫い目からの浸水を防ぐため「シームテープ」を張り巡らせていました。通常これにより完全防水が実現するわけですが、伸縮性を持たせることは難しく、パターン的な制約もありました。
そこで「シームテープをなくしてしまう」という逆転の発想。これにより完全な防水性は無くなってしまうものの、軽量で伸縮性も持たせられ、これまでゴアテックスを採用できなかったような商品にも高い撥水性と防風性を持たせることができるようになったとの事。特筆すべきはこのしなやかさ。たしかに触っても「これ本当にゴアなのか?」と感じるほど。
つまり伸縮性が必須なネックゲイター、グローブ、キャップなど「フィット感」が重視されるアイテムにはもってこいな素材なわけです。縫い目に防水性がないとは言え、生地は基本的に防水ですから、多少の雨などは問題無いことの方が多いと思います。「鉄壁の完全防水型:ゴアテックス」と「柔軟性と耐水性のバランス型:インフィニアム」。使い分けによって僕たちのフィールドライフがさらに快適なものになりそうです。
秋冬の定番帽子と言えばニットキャップ。今年もSIMMSの新作が入荷してます。これなんか気持ちいいな〜と思ったら素材はラムズウール(子羊の毛)。生後半年以内に刈られた毛だけを指し、微細で非常にソフト。どうりで肌触りが良く暖かいわけです。
素材に20%のナイロンを混紡していているのは、伸縮性、耐久性、撥水性、防虫性を向上させるため。さすがSIMMS、フィールドでの使い勝手を決して忘れません。
下げ札に示された「時代を越えた、釣り人のためのワッチキャップ」というキャッチフレーズ通り、ベーシックで流行り廃りのないデザインは非常にGOOD!!その中で、織り方を変化させた折り返し部分とレザーパッチでSIMMS流の味付けがなされています。単体で被るもよし、キャップの上に重ねてフィールドで使ってもよしのニットキャップです。