2025/03/27SIMMS|2025シムスブーツのソール徹底解剖 その1
SIMMSのウェーディングブーツを試してみたいけど、ソールの種類が多すぎてどれが自分の釣りに合っているのかわからない!!フェルトがいいの?ビブラムがいいの?スタッドは?そんな方のために、わたくしスタッフ コーヘイが2025年モデルのシムスウェーディングブーツのソールについて、徹底的に分析!!本日より少しずつ連載しますので、ブーツ選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
その1:フェルトソール、ビブラムソールのメリット・デメリット |
フェルトソールとは
■メリット圧縮した繊維で作られたソール。(シムスは摩耗に強いアクリルフェルトを採用)
接地面の柔らかさは随一で、コケや濡れた岩や木などへ非常に高いグリップ力を発揮します。こと水中でのグリップ力においてはビブラムソールよりも信頼性が高いと言えます。 渓流釣りでは川の中を歩いたり、コケの付着した石の上に乗ることも多いことから、最初の一足を選ぶならフェルトソールがオススメです。使用により徐々にフェルトが擦り減りますが、ソール交換が可能です。
■デメリット
そのソールの柔らかさゆえ、枯葉が積もった斜面や、泥炭地、砂浜など地面が柔らかい所ではグリップが効きにくく、相性が良くありません。また使用を重ねるとフェルトが圧縮され硬くなり、グリップ力が低下していきます。
ビブラムソールとは
■メリットビブラム社のラバーを使用した耐久性に優れたソールの総称。ビブラム社製以外のものは「ラバーソール」と表記しています。入渓や脱渓を含め遡行時に陸上を歩く際のグリップ力、耐久性においてはフェルトソールを寄せ付けない利便性があります。 またソール自体が水を吸わないため、重くならず非常に軽快です。フェルトとは違いソールパターンが存在しますので、より細かい用途にあった物を選択することが可能です。
■デメリット
水中でのグリップ力はフェルトソールより一歩劣ります。また基本的にソールが磨り減っても交換することができません。(フライウェイトアクセスは除く) SIMMSブーツソールまとめページはこちら つづく








シムスのレインジャケットが2型入荷しました。同じフィッシングジャケットでもその設計思想は真逆とも言えるこの2枚。左側は、長らく欠品していた人気モデル「ガイドクラシックジャケット」。右側は2025年の新作「ベイパーエリートジャケットです」。
【GUIDE CLASSIC JACKET】
ガイドクラシックの方は、伝統のウェーディングジャケットデザインを踏襲しながら最新素材&テクノロジーに落とし込んだ一枚。チェスト部分の巨大なフラップポケットは、これぞトラウトジャケット!という表情をしています。
最近では省略されることも多くなってきた背面首元のランディングネット用・Dリングもしっかり装備。使う使わないは別として、やはりコレがあると俄然フィッシングジャケット感があります。
【Vapor Elite Jacket】
ベイパーエリートは数年前にあった物を現代風にモディファイし復刻した一枚。様々な用途に使えるようスッキリしたシンプル設計。また防水透湿なのに、過去最高レベルのストレッチ性を備えており、これには驚き。かなり動きやすいことが想像できます。
そしてベイパー(水蒸気)の名に相応しく、薄手でかなり軽量。胸ポケットから裏返すとかなり小さくパッキングすることも可能。万一の備えや釣り旅にも便利な多用途型フィッシングジャケットです。
SIMMS|シムス2025年のNEWアイテム「サギノーフーディ」が入荷。テクニカルな素材を使用したフリースフーディーで「防風、撥水、耐摩耗、ストレッチ」性を備えたまさにミッドレイヤーフーディーとしてパーフェクトな一枚。(画像は170cmでSサイズを着用、中に着込むならMも可でした)
シンプル見えますが実は非常に凝った造り、生地使い。デザインも素晴らしい。個人的な感想で言えば近年で一番好みなフーディーかもしれません。
ベースは伸縮性のあるナイロン×スパンデックス製のソフトシェルフリース。耐久性を求められる腕、肩、胸周りは世界最強・最軽量の素材のひとつ「スペクトラ」を混紡したナイロン生地を重ねて耐久性を増しています。
フード周りも立体的な裁断が素晴らしく、切り替えの複雑さが見た目にも貢献しています。機能性を重視した高めの襟ですが生地がしなやかなので、着ていて煩わしさは感じません。
フードも中央部は対摩擦性のスペクトラ×ナイロンを使用。この部分はリップストップ(裂け留めの格子織り)なので、単色の黒なのに異素材感があり、凝って見えるのだと思います。
フロントポケットは2段になっています。下段のカンガルーポケットは内部がフリース張りのハンドウォーマー。上段は30cmのジッパー開口部を持つ巨大ポケットで、内部はメッシュ張り。解放すればベンチレーションとしても機能します。
内側は肌触りの良いマイクロフリース。フード内側には調整コードが設けられています。
そして最後にロゴネーム。昨今のシムスには珍しい刺繍です。機能には全く関係ありませんが、個人的には感激!この一手間感が好きです。
背面首元のジャンピングトラウトも刺繍で最高。機能性&見た目抜群、造りは上質な素晴らしいフーディー。いや単なるフーディーというよりはもうライトアウターと言いたい一枚。価格もそれなりですが、その価値は十分にあるアイテムだと思います。
パンツは前回とほぼ変わっていません。やや柔らかい?ような気もしますが、僕が履きこんでいるからかな。
シムスの2025NEWアイテム「ヘッドウォーターバックパック」がとにかく使いやすくて気に入っています。1番の特徴はしっかりコンパートメントが分かれており荷物をしっかり整理出来る点。その上で防水ロールトップも備えている点です。(これが有りそうで中々無い!)生地自体もTPUコーティングされており防水性があるのに、その重さを感じないのも素晴らしい。
おそらく設計時に、各ポケットの用途を綿密に想定してあるのだと感じました。さすがSIMMSはフィッシングギアメーカー、その点はよく考えられています!餅は餅屋とはよく言った物です。
僕はマクリーンのネットをサイドスリーブに挿していますが、Dリングもありますので柄の短い銘木ランディングネットを使うにも安心です。
前面にはショルダーハーネス部分に備えたポケットがあり、メッシュで伸縮性もあるため、意外にも収納力あり。iPhoneなどスマートフォンも楽々収納。取り出しやすい場所にミニポケットが用意されているのはバックパック使いには嬉しい点です。
気温が一気に上昇したお昼過ぎ。川ではメイフライ達が、あちこちで求愛ダンスを行い、それは美しい光景が広がっていました。えっ!釣果?それは、その・・・(苦笑)。