
本日より、4月3日販売のコンクルージョンのラインナップをご紹介して参ります。まずは最大サイズとなる「モンスター」から。限界まで贅沢に銘木を使用したグリップ。見た目と実用性を兼ねて最適化されたシンプルで美しい形状をご覧ください。

1本目は「花梨瘤/橙白」。このサイズで、全域にわたって縦形状に「橙」と「白」が分かれている木取りを行なった贅沢極まる一本です。

各部の瘤模様も文句なし。さらに白瘤の部分は変色菌による青が入り、ややトリコロールのような表情も併せ持ちます。複雑な色彩と鮮やかな発色は、花梨ならではの醍醐味です。

フレームは、しっかり縮み模様の出たカーリーメイプルを黒檀で取り囲んだ黒縁仕様。この外周の長さを両面ワンピースで取った黒檀・・・考えただけでも贅沢すぎます。

この希少部位をこれでもかと使用したモンスターサイズですから、まさにメモリアルな一尾を収めるにふさわしい一本です。

続いては、カスケットが誇るカスタムウッドの最高峰「ブラックマイカ」。

天然で染まる木の色合い、瘤、杢、その成り立ちが素晴らしいのですが、そこに少し染色という遊びを加えるだけで、見違えるような輝きを持たせることができます。私たちが「木を鉱物に変える錬金術」と呼ぶものです。どこまでも深い黒の発色は、あらゆる色合いの道具に極めてよくマッチします。

ウッドが元々持つ美しい表情と、職人技による芸術性が見事に調和した一本です。
ブラックマイカは、その名の通り光を吸収するかのような漆黒の雲母(鉱石)を指しており、カスケットでは染色の深い黒色を持つマイカシリーズの呼称としています。

漆黒を纏うランディングネットですから、道具としての主張もありつつ、銀鱗のモンスターフィッシュが映える事請け合いです。

三本目は、特殊染色ウッド「マイカ」シリーズより、深い緑灰色を刻む「オリーブマイカ」。

複雑な瘤模様と落ち着きのある色合いの組み合わせは、森や岩に蒸す苔を連想させ、フィールドへ溶け込むように上品で美しい表情と言えます。銘木が元々持つ美しい表情と、職人の技による芸術性が見事に調和した一本です。

フレームは、あらゆる銘木の表情を引き立てる世界三大銘木の名材ウォルナットと、しっかりと縮み模様が出たカーリーメイプルという永久不滅な組み合わせ。

小型ネットのグリップであれば2-3本分は取れてしまいそうな面積で、かつこれだけの極上材と職人の技を惜しげも無く投入した一本。長年を生き抜いてきた巨大魚へ、最大級の敬意を表するに相応しい一本です。