2022/03/17尽きない挑戦。
今回のボロンハンドル販売にはまだ登場しませんが、意欲的なウッド作りに我々は果敢に挑戦しています。ブランクの実釣テスト、ウッドの試作、金具のトライアンドエラー。回り道、価格高騰、世代交代、廃業、業者探しと見えない作業の末にカスケット製品は形作られています。とりあえず少し形になったものもアウトプットしていかないといけない時代になりました。ゆえに製品化はまだ先です、あしからず。(問い合わせにはお答えできません。)【お知らせ】カレンダー(店頭営業日)を更新。平日は通販のみ対応。お問い合わせは「よくある質問」をご覧になってからお願いします。







今回のボロンハンドル販売にはまだ登場しませんが、意欲的なウッド作りに我々は果敢に挑戦しています。ブランクの実釣テスト、ウッドの試作、金具のトライアンドエラー。回り道、価格高騰、世代交代、廃業、業者探しと見えない作業の末にカスケット製品は形作られています。とりあえず少し形になったものもアウトプットしていかないといけない時代になりました。ゆえに製品化はまだ先です、あしからず。(問い合わせにはお答えできません。)
カスケットのロッドの継ぎ方はボロンハンドルを脱着した状態のブランクを3〜4等分するという新たなスタイルを生み出しました。それは私たちのブランクの継ぎ方の進化過程で第三世代と呼ぶものです。この手法は他メーカーにも見ない、たいへん珍しい組み方で、馴染みのない方もまだ多いと思いますが、カスケットファンならば覚えておいてください。
これまでの2ピース設計だったブランクはこの第三世代の継ぎ方に置き換えようとしています。これまで8-9ftボロンハンドルにはトライアンフ、スペイサイド、バルキーバックがありました。これらを一つづつ、第三世代的なパックロッドに進化させ、それぞれのコンセプトを引き継ぐラインナップを目指しています。
そう、これまでのカスケットファンの方は写真のスレッドカラーを見てピンときたはずです。カスケットが得意とする多色巻きのメインカラーにご注目。青はトライアンフコンセプト、グリーンはスペイサイド、ガンメタルはバルキーバック、そしてブラックはソルティスペイサイドをコンセプト軸としたもので、それぞれのコンセプトを視覚化するスレッドパターンなのです。培った系譜をきちんと繋いでいくこともカスケットのコンセプト(歴史)です。これらは今年テストして完成したものから製品化していきます。さ、皆様も旅の準備はお済みですか?良い週末を。
2021年、渓流用に最適なグローブを開発しました。
【渓流用グローブに求められることとは】
これまでにも渓流用、フライ用のハーフフィンガーモデルはフリースやメッシュ素材を組み合わせ、力を入れて磨耗する掌に数箇所に人工皮革を採用するモデルがありました。これはこれで使えたのですが、唯一(4)に不満点がありました。
これが解消すると気がついたのは、実は人工皮革を掌の全面に使用したオフショア用のグローブの指部分をカットして渓流で使った時でした。オフショアの方ならあるあるですが、人差し指だけが破けてオフショアでは使えなくなるんです。それが勿体無いので一度ハーフフィンガーで使ってみたら、大当たりだったというのがこのグローブ開発の真相です。
最強の渓流用ハーフフィンガーグローブの単純な組み合わせに気がついた我々は手甲面にはUVと速乾、そして虫が来にくいピューターグレーのシャダンソアリオンハニカムメッシュを採用。パターンはグローブの最高峰とも言えるゴルフ用の素手感覚にちかい握りのパターンを模索し、掌にはクラレ社製のAMARA・アマーラで作ることにしました。
<AMARA(アマーラ)®の特徴>
【素材】
2022年はこれまでファンの多かったACB52MS-4の後継機種を進めます。これは第二世代のブランクでしたので、最新の第三世代ブランクとして新たなマンドレルから製作をしていきます。新たな52MS-4のアップデート版はその前に完成している514MLと比較して、より本流要素や直アップ源流でのフッキング成功率の向上を目指します。現在サンプルで534、554を企画。どちらにするかはまだ分かりません。
話は変わって、今年はウエーダーの動きが早いです。コロナによる世界的な工場の生産ダウンでアメリカで作られる製品にも影響が出ており、日本向けの商品を抑えるのも大変なご苦労があるようです。つまりはシーズン中の補充が以前にも増して難しくなっています。僕が着用はシムスのG4-PROストッキングです。シムスの最高峰ウエーダーです。一般的なアングラーが渓流の過酷な環境で4〜5年使っても大丈夫な作りをしています。
上位機種にZことジッパーがありますが、個人的にはこちらのPROの方が僕はオススメです。理由はジッパーなどがない分、経年劣化するパーツが少ないことです。どうしても素材は経年で置いておくだけでも劣化します。ジッパーは歯が細かいので、相応のメンテナンスと使う側の配慮が必要です。僕はここを少し忘れたいのでオーソドクなG4PROをえらぶわけです。