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2021/05/15コーヘイ・フライ釣行-その1

スタッフ コーヘイ

文字通りMayflyが飛び交う5月初旬の連休。居ても立っても居られなくて、渓流に向かうもどこも人だらけ・・・。 逃げるように上へ上へと山を駆け上がっていくと、いつの間にか人の立ち入らぬような深い深い源流帯に辿り着いたのでした。 全身に緑を浴びながら深呼吸。まるで体のフィルターが浄化されていくような気分です。 この日のタックルは、SCOTTのグラスパックロッドと、ついに完成したオリジナルフライリール「GORDON」。小渓流に住む美しい渓流魚に見合うよう設計され全て手造りされる渾身の一台です。 ウェーダーはSIMMSの「フライウェイト」。軽さと透湿性に抜きん出ており、耐久性も素晴らしい。現在一番気に入っているウェーダーです。 胸に付けたチェストパック「スモールポッド」には、フライボックスをたっぷりと詰め込んで。よしっ!準備万端。 夜な夜な巻いた、銘パターンのクラシック・フライ達。さ〜て何から投げようか!! つづく

本日の道具

2021/04/16ルーカステイラーⅡ型のサイズ表

スタッフ コーヘイ

ルーカステイラーⅠ型をお持ちの方は、サイズ感覚がより掴みやすいようにⅡ型とのサイズ比較チャートを作成しました。(※全て平置きでの計測)是非参考にして頂けますと幸いです。また、ルーカステイラーをお持ちでない方もご愛用中のレインジャケットと実寸法で比較して頂けますとよりサイズ感が掴んで頂きやすいと思います。
ルーカステイラーはいずれも、フィールドで多少中に着込む可能性や、フィッシング時の動作を考慮した寸法になっていますが、ダボついて見えないよう巧みなパターンで構成されています。

2021/04/14ルーカステイラーⅡ型完成

スタッフ コーヘイ

2019年より試作とテストを繰り返したルーカステイラーのⅡ型がついに完成しました。 非常に優れた防水性と透湿性を備えながらも、薄手で極めてしなやかな3レイヤーの生地を選定。畳んでもかさばらず、着用時にはレインウェアを感じさせない程の軽快さを実現しました。さらに生地にはストレッチ性が備わっており、釣りにおけるいかなる動作も妨げることがありません。 5箇所の大型ポケットを搭載し、あらゆるギアを収納できます。道具が多く無い方ならばベストやパックが不要なほどです。 デザイン的な出発点はBarbourのスペイジャケットでしたが、実際の釣りで着用しやすい形状、寸法へと各部を一から見直したオリジナルパターンを採用。コーデュロイ素材の襟や、3箇所のDリング(右胸、左脇、背面首元)などの古き良きディテールは踏襲しながら、最終的なデザインを磨き上げました。(上記画像は開発中サンプルのため、完成品とは細かい仕様が異なります。) 本格的な雨降りというよりも霧雨や小雨程度までの使用を想定し、通常レインジャケットとしては必須とも思われるフードと防水カフはあえて非搭載。一番ゴワつく箇所を廃した事で、まるでシャツでも羽織っているかのような軽い着心地を手に入れました。また、後日フードの代わりに同素材ハットを別売予定です。  ※着用画像は2019年テスト時。170cm・70kgで中に着込むためLサイズを着用(本来はMがジャストサイズ)

現在受付の準備を進めており、明日よりご予約受付開始を予定しています。ぜひご期待ください。

昨日、動画で先にダイジェスト版を公開しましたが、今年も三月初旬、日田漁協さんのご要望により日田の自然と郷土の魅力をご紹介すべく、釣り旅に行ってまいりました。本日から数回に分けて旅の模様をご紹介して行きたいと思います。

「その1:渓流ベイトフィネス・ブラウントラウトの巻」
今回一緒に釣りをさせて頂いたのは当店のお客様でもあり、日田漁協員であるT.Sさん。シムスにフィルソンをガチッと着こなし、カスケットロッドとアンバサダーを手に渓流を楽しむ生粋のトラウトマンです。 この日リールは「1601Cシルバー」と「2501Cブラック」、「2500CIレッド」の三台を使用。(巻き重視 or ロッド操作性重視で右左使い分けておられました) いずれも当店でカリカリチューンを施させて頂いたトラウトカスタム。カミソリの如く鋭利なスプール回転で渓流を快適に釣って行きます。 ラインは小渓流に潜む大鱒を柔軟にいなすためナイロン。トラウトプラッギン5ldをご愛用。ロッドブランクは今回マークスパイダー483のサンプルを使ってただきました。 開始して間も無く、まだ冬色を残した濃色の山女魚が水中のハッスルトラッドを追尾。プラッギンアシストフックが微かなアタリを逃さず、7寸ほどの傷ひとつ無い美しい山女魚を連れてきてくれました。 ベイトフィネススタイルで軽快に釣り上がり、午後3時を回った頃、ついにその時が訪れました・・・。 「ドスン!!」そう音が聞こえてきそうなくらいの衝撃。マークスパイダー483を大きくベントさせるほどの魚は、上へ下へ、深みへ浅場へと縦横無尽に走りまわります。しかし・・・。 勝負有り!繊細なアクションを備えながらもバットに余力を残していたマークスパイダー483とトラウトプラッギン5lbの抜群のクッション性が捕らえたのはブラウントラウト。立派な雄の45cmでした。 日田の名水が育み、現在ではこの川で世代交代を繰り返す西洋の鱒。最大で60cm以上の大物も確認されており、とても小渓流で釣れるサイズとは思えないほど。 この横たわる魚体を目前に、その命の強さ、美しさに、僕はただただ深く感銘を受けました。つづく

本日の道具