【拡張ベルトとサイドポケットが新しい機能を追加したストラップベスト】
ディティールは古典的なストラップスタイル。バックパックからフロントの左右ポケットまでは生地で繋ぎ、ロッドチューブやペットボトルを入れられるサイドポケットと蓋付きの小型ポケットを配しました。とりわけ新しい機能としてはロッドチューブを固定できる「拡張ストラップ」です。バックパックの端を止めるボタンに拡張ストラップを追加。バックパック容量を拡張できるだけでなく、サイドポケットの併用でこのベルトにロッドチューブを挿入し、バックパック本体の容量を損なうことなく、ロッドチューブを取り付けることが出来ます。ほか細かなポケットの数量、配置、小分け方法など細部に渡り、使いやすさを見直しました。
レプリカP9販売会は本日19時からです。どうぞよろしくお願いします。
繰り返しになりますが、ボロンハンドルは朝の部で完売いたしました。次回をご期待ください。
次回(時期未定)のエンブレム企画は5ft、6ft、7ft、8-9ft、すべてのボロンハンドル対応のウッドをご案内予定です。
長い説明を繰り返してきたアルミボックスUMCO-P9復刻計画ですが、いよいよ発売です。調整しながら出荷のため少量づつの入荷ですので、初回は高マイル保有者を優先に段階的に販売させていただきます。
受付は
3月25日の12時30分から13時まで、30,000cマイル保有者のみ入場できます。対象時間を過ぎて、在庫がある場合は同日の19時より、10,000cマイル以上の保有者を対象に二回目の販売をします。なお消費Cマイルはありません。
【トレーのみの販売について】
トレーは左のように古いP-9にも入りますが、トレーの別売りはアルミボックスの完成後(まだまだかかりそうです。)に検討でまだ未定とします。
過去のP-9と比較して一点変更を加えました。それはサイドパネルをネジで外せてトレーを交換しやすくしています。(これがいけなかったかな・・・苦笑)このおかげで薄い黒のトレーを誤って割ることなく取り外しができます。
カラーは2色のブラウンとシルバー、ともにアルマイト加工で、腐食にも強くなっているはずです。
デフォルトではルアーでも使いやすいこのバージョンのトレーを両面に入れています。
入れるとこんな感じです。渓流用の小型ミノーを入れてますが、TRAD78mmは横向きに、バルサトラッド61HSは両サイドの縦型にも収納が可能です。ジャックガウディならいくつ入るか・・・?(重そう)
トレーをなしにして使うと140mm前後のミノーやロングリップのディープダイバーなどがぎっしりと10本程度は入ります。この時、直径1.5cmくらいの小さなシリコン製ゴムで前後フックを止めておくと、絡まなくて、ルアーを取り出しやすい。ゴムが劣化、腐食もしないです。
ぎっしりと入れた際は、下の方に入っているルアーは裏側にある蓋を開けると上下が逆になってすぐに取り出せます。(つづく)
初回発売は明日を予定しています。初回は30,000cマイル保有の方のみ入場できる制限を設けます。(消費Cマイルは不要です。)引き続き、ホームページのチェックをお願いします。
「UMCO P-9復刻計画」
ようやくこの話をできるようになりました。UMCO=UPPER MIDWEST MFG CO、、通称アムコと呼びます。アルミタックルボックス好きなら誰もが知る有名なブランドでした。ミネソタ州、ミネアポリスにて1950年創業。品番プレートに工場の名前も印字されていてミネアポリス、スプリングパーク、ウオータータウン、最後はラッシュシティ、と何度か工場を移転した様子で1980年代に閉業。UMCO社の幕を閉じました。
この手の小型ボックスが僕は好きでいくつか所有しています。気がつけば工場が移ったそれぞれのプレートの年代を持っていました。P-9はその中でもポケットサイズの両面開きタイプで昔から渓流用で愛用。当時はリョービが取り扱いだったように記憶しています。
しかし、これはフライ用だったようで、両面のうち、片面のコンパートメントが小さく細分化されたもので、渓流ミノーには使いづらかった。そこで、僕はトレーを外し、使いやすい面(右)だけを使って両面にして渓流用ルアー用にします。そうしてトレーが無くなったものは何も入れずに大型ミノー用にしているというわけです。
行く先々でこれを見た人が「そのアルミボックス、いいね!」と言われるけど、売ることはできないので紹介もせずに黙っておりました。過去にBums&Casketというブランドで同様のアルミボックスを板金で作っていたことを思い出す方もあるでしょう。長年使ってきたアムコも2500C同様に40年以上前の製品です。ご覧のように留め具が腐食して使えなくなったものが出始めます。トレーも割れて残りは数枚・・・。手持ちも少なくなり、他に代替を探すけど同じようなクラシカルな雰囲気、用途のものがありません。そこで4年前に復活計画を立ち上げたのです。
しかし、ここからが長かった。まずは過去のP-9にも入るトレーを作りたくて、トレーを元型から採取。これが間違いでした。その後、外側のアルミに着手。しかし年代で違っていたのか、過去に数度工場が変わったせいか、微妙にずれていた。当時から一つ一つ合わせていたのかもしれません。とにかく開け閉めが微妙に合わない。金型が安くなるからと金型は海外で作ったのも悪かった。連絡が取りづらく、そしてCovid-19(3年)。。。。
よく見ると当時ものは蓋からずれており、まずい部分まで復刻してしまったのか、、、、工場ストップや輸出入制限と難航しましたが、企画を立ち上げ、金型業社との間を取り持ってくれた方が親切で良かった。金型は完成していましたが、製作はそのまま置き去り。23年になってようやく稼働を迫り、日本に持ってきて、相性を見ながら一つ一つ合わせることを先月から着手することができたのでした。(つづく)