2018/05/09コンクルージョン 朴杢
5月11日販売予定のコンクルージョンより「朴杢」をInstagramでご紹介しました。
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学名である「クリプトメリア・ジャポニカ」は、”隠された日本の財宝”という意味をもつ「杉」。古くは縄文時代の遺跡からも杉材を使った物が発見されているほど、私達日本人に馴染み深いウッドです。
普通は非常に素直な性質と杢目を持つ杉材ですが、瘤材となると表情は一変。山岳地図の等高線のような模様と、密集した瘤目が荒ぶるように重なる独特の表情を見せます。しかし激しく躍動しながらも、落ち着いた色合いと、滑らかな杢肌はやはり杉であり、和を感じさせる銘木です。
本日は、11日販売予定のコンクルージョンより「杉瘤」のご紹介でした。
明後日の11日に公開を予定しているコンクルージョン。最近は商品棚からすぐに姿を消してしまうので、一昨日からスタッフと銘木の紹介をしています。
【スネークウッド】上写真(左)
ステッキやナイフハンドルの銘木としても珍重され、非常に高値で取引される南米産のクワ科の木です。名前は見た目の通り、斑紋が蛇のように見えることからですが、レオパード(ヒョウ・豹)ウッドとも呼ばれます。どちらにしても格好いい名前にも惹かれます。素材は緻密で重く、先にスタッフが紹介したリグナムバイタとともに高密度な重い木で、水には沈むようですので落水にはご注意を!
【クラロウオルナットバール】上写真(右)
この胡桃の瘤材は北米産のブラックウオルナットと英国産のイングリッシュ種を接ぎ木したハイブリッド種でブラック種がイングリッシュ種の接ぎ木を拒むことで成長において独特のうねりが生まれ、ドラマチックな模様が完成します。人工的に作られた感のあるこの木ですだが成長が遅く、やはり銘木は簡単には生れません。ジャガーやアストンマーチンなど英国のクラシック高級車のダッシュボードやインパネに採用されていたことでも有名です。
Ambassadeur2500C、1500Cのウオームシャフトを入手しました。この廃盤となったパーツの重要性を知る人にはたいへん貴重なものです。
幸い、アベイルさんがこの両端にベアリングを配したチューニングパーツを開発中のようで、ほっと一安心ですが、純正品は純正として持っておきたい方も多いのではないでしょうか?特に75〜77年代の2500Cにおいては、BBプレートをそのまま使うにはこの傘なしウオームシャフトが必要です。
少量につき無くなり次第終了ですが、このパーツを少し在庫していますのでウオームシャフトの折れた2500Cのチューニングをお受けすることができます。お持ちの方はこの機会にご検討ください。
木材として世界で唯一、天然の紫色を持つ「パープルハート」。別名バイオレットウッドとも呼ばれるその美しいスミレ色と導管のきらめきは、ウッドでありながら鉱石アメジストのよう。
面白い事にこのウッド、削りたての時は「茶褐色」をしているのに表面が空気に触れる事で変化を起こし、この紫色を発色するのだそう。経年で色は更に変化して行き、パープル→ダークパープル→パープルブラウン→ダークブラウンへ。
一見しただけではその魅力の全てが分からないのが奥深き銘木の世界。それぞれにストーリーがあり、「銘木」と呼ばれる所以があります。本日は、11日販売予定のコンクルージョンより「パープルハート」のご紹介でした。