コンクルージョンの銘木紹介

【メイプル瘤】
杢目によって、カーリーメイプル、バーズアイメイプル、スポルテッドメイプルなど銘木の中でも特に様々な表情を見せる「メイプル」。その中の瘤を使用したコンクルージョンで、なんとなくメイプルと聞くと白いイメージですが、自然の織り成す技なのか赤身をおびて仕上っています。

【ポプラ瘤】
杢目が瘤にぶつかり流れている様子は、自然の川の流れと同じ様に、ヨレができ、反転流がうまれ、この瘤の前には魚がついていそうだなどと河原にいなくとも楽しめそうです。レオナルド・ダビンチが描いた「モナリザ」の絵は、ポプラ材に直接描かれていることを思うと想像が広がる1本です。

8月07日販売予定のコンクルージョンより、「シャム柿」と「リオグランデパリサンダー」をご紹介します。
【シャム柿】

1本目はST23(内径23cm)のシャム柿。黒柿とよく比較されますが、こちらの方が不規則でエッジの効いた模様を織り成すのが特徴。黒柿の模様が「日本の水墨画」ならば、シャム柿の模様は「西洋画のドローイング」と表現したくなります。

ダークトーンの中に浮かぶ、意図を持って描かれたかの様な模様は他のウッドには無い独特な雰囲気です。
【リオグランデパリサンダー・極上杢】

2本目はST26(内径26cm)のリオグランデパリサンダー・極上杢。スペイン語、ポルトガル語で「大きな川」を意味する”リオ・グランデ”の名が付けられた南米原産の銘木です。その美しい縞模様はまさに大河を思わせ、独特の黄金色を有することから「黄金檀」とも呼ばれます。

こちらは、その中でも模様が緻密に入った”極上”の部位を使用。一本を通して見る模様は、さながら夕焼けに染まる渓流のよう。瘤材とはまた一味違う美しさを放つ、非常に個性的なコンクルージョンです。

僕は渓流に二台のカメラを持ち込むのですが、DEFENDERの防水バックに入れるのはSONYのα7RII+FE24-70mm。フィルム時代からカールツアイスレンズが好きで、解像力と陰影をきっちり映し出せるのが気に入っています。もう一台はサクッと撮り用に同じくSONYの小型ミラーレスα5100+E-PZ16-50mmをベストのポケットに入れています。

どちらも電池、SDカードが共通なので万一にも安心です。ディフェンダーには使い捨てのレンズクロスと水滴を拭く小さなタオルも入れています。最近のミラーレス一眼+標準ズームは大抵入ると思います。安心感が違うのでぜひ!

さて、僕はどの釣りでもフックを兎に角、研ぎます。新品でも信用しません。ボックスにはガンガン研げる大型の使い捨てと、現場用のコンパクトなものを持ち込みます。写真のコンパクトタイプは試作中です。そうして指にまとわりつくくらいにフックを研いでもバレる時はバレる・・・。何度も逃げられて悔しい思いですが、人間のアドレナリンって失敗した時の方がワッと出るそうですね。「時々成功、割と失敗」がアドレナリンが出る良い趣味らしいです、あっ、これまさに釣りだ。(笑)皆様も良い週末を。
【お知らせ】来週火曜日(8月07日)のお昼12時半ごろより、「コンクルージョン」&「ウッドワーズ・マグネットリリーサー」の販売を開始する予定です。現在公開に向けて、準備を進めております。ご期待下さいませ!!
ご予約中のロッドブランクにつきまして
現在、ロッドブランクの製作が追いついておらず、ご注文時のご案内納期より遅れが出ております。
渓流の期間もございますので出来るだけ早くお届け出来るよう、職人にも頑張っていただいているところです。しかし、一人の職人が丁寧に一本一本製作している事もあり、大急ぎで仕上げるのも難しい状況です。予定としましては、9月中にご納品できるよう進めておりますが、製作状況によってはシーズン中は間に合わず、トラウトオフ期に入ってからのご納品になる場合もございます。
楽しみにお待ち頂いている中、当店都合で誠に申し訳ございません。何卒ご理解いただけますと幸いに存じます。