カスタムにもたくさんのご注文をいただき誠にありがとうございます。

渓流釣りは季節があるから面白く、またできない時期があることは我々もよく知っています。本来、季節的な納品を心掛けて、約一年分の限界数を目処に受付を停止するところですが、今回は数日は受付して欲しいとのお客様の声に応えました。

ロッドのオーダーをたくさん頂いて、職人とも協議をしましたが、我々の製作スタイルは、そう言えば20年前からあまり変わっていません。出荷本数も変わっていません。

スレッドのコーティングを一瞬で終わらせたり、銘木の木取りや旋盤刃物の移動を焦ると危ないし、貴重な素材を台無しにする。僕らの道具をこれまで通り、自信を持って出すには熟成たる思慮、時間が必要なのです。もちろん人数を増やすこともそれぞれに考えましたが、僕の仕事は意識の統一がかなり、きっと、むずかしい。
我々の非力には呆れてしまいますが、それが僕らの製品を守っていく結論です。とにかく1本、1本を頑張ります。最後に多くの注文に職人たちも大きく喜んでいました。皆を代表してお礼申し上げます。皆様も良い週末を!

現在カスタムブランクを受け付けておりますが、最後尾の納品は2021年2月以降となりました。本来なら締め切りたいところですが、受け付けて欲しいという要望があり、もう少し受付を続けます。しかし納期は早くはなりません。待てる方のみご注文をお願いします。これまで受けた方でキャンセルはイラスト製作前でしたらお受けします。ご協力よろしくお願いします。
【カスタムブランクの受注状況と納期予定】
カスタムブランクの受付が進んでおります。カスタム受注の最後尾も10月を超えました。これから申し込む方は納期をご承知の上お申し込みいただきますようお願いします。
すでに工房のキャパシティを超えるオーダーが来ていますが、受付は1日で終了させることはありません。受付も頑張らせていただきます。ですからお客様にはゆっくり選んでいただき、極力変更のないようお願いします。

カスタムブランク受付を開始いたします。
上図フロー拡大画像
上記の流れで進行しますので、それぞれ注意点などよくお読みになった上で発注くださいますようお願いいたします。
【
カスタムブランク受付フォームはこちら】
なお要望を受けて、カスタムブランクフォームからでもレギュラーモデル(つまり変更なし)をお受けすることもできるようにしております。その際の製作順序はレギュラーモデルの最後尾となり、現在は2020年10月以降となります。

テイク&サンズが考える、アウトドアマンのためのジャケット。その名も直球ど真ん中「Outdoorsman Jacket」。昨今のウルトラライトという考え方なんて気にも止めないこの重厚感。男が着るジャケットはこうであってほしい!!というデザイナー山沢氏の願いがこれでもかと溢れ出た仕上がりです。

とにかく凄いのはその作り込み。まず目に飛び込んでくるのは、そのポケット数。まさしく歩く道具箱です。正直、こりゃもう確実にバッグが要りません(笑)

フロントの色が違う部分はそれ自体がポケットに。さらにその中には内側のポケットに繋がっている巨大なジッパーポケットがあります。手が込み過ぎです…(汗)

本体のヘビーキャンバス生地、ポケット部分のリップストップ生地、オリジナルのドーナツボタンに、厳ついNo.10ファスナー等々、凄まじい構成。それでもどこか品があって、クラシックなのに「今」を感じるのは、パリのメゾンでパタンナーをし、日本でテーラリングの全てを学んだ山沢氏ならではだと思います。

背面だってもちろん抜かり無し。テイク&サンズの象徴とも言えるリング付きのループとビッグポケットを装備。フロントのインパクトをまとめるには、これぐらいの背中が必要です。

その異常な拘りは誰も気付かない裏面でも発揮。長年の使用を考え、要所に補強を入れる徹底ぶり。とにかく「普通のブランドでは絶対にやらないだろうな…」の塊のようなジャケット。こんな一枚を着て、焚き火を囲み、ゆっくりとコーヒーでも飲んでみたいですね。