2020/10/09ファイブポケッツトート
ファイブポケッツトートの販売を開始しました。コンクルージョンは準備中です。
【お知らせ】カレンダー(店頭営業日)を更新。平日は通販のみ対応。お問い合わせは「よくある質問」をご覧になってからお願いします。







明日販売のコンクルージョンより「花梨瘤」の2本をご紹介します。その華やかさと美しさから最も広く知られており、銘木界を代表するといっても過言ではない樹種。米国では「Amboyna:アンボイナ」と呼ばれ、カスタムナイフやガンのグリップ材として人気があります。
中でも「橙白」や「紅白」と言われる2色を有する部位は、材全体の極一部しか取れないことから、非常に希少で1度は所有したいと思わせる迫力を持っています。
「白」と呼ばれるこちらは、花梨瘤材の周辺部分のみしか存在しない白太の瘤。樹皮に近い部分であるだけに、外からの菌に侵される事も多く、それゆえ模様の出方がトリッキーで個性的。余談ですが、さらに侵食比率が高いものが「青白」と呼ばれる部位です。
2本とも、フレームには「メーザリー」を使用。和名を「鉄刀木:タガヤサン」と言い、その硬さと重さはまるで「鉄の刀」のようである事からその名がついたと言われる唐木三大銘木の一つです。
明日はランディングネット、コンクルージョンの発売と同日に、上写真の「ファイブポケッツトート」の予約開始も予定しています。
結果、その苦労の甲斐あって私たちは自信を持って、この「ファイブポケッツトート」の予約開始を迎えています。
拘りは続き、ショルダーストラップの金具は革に合わせて重めの真鍮製。取手の革ハンドルも縫い合わせで丈夫にしています。布部分は麻混合帆布で表情を出しながら内ポケットの二重張り効果も相あって丈夫で自立させやすい。
最終サンプルとして完成した「ファイブポケッツトート」はシンプルな形状で良質な素材ばかりを使用しているので、ビジネスシーンでも使えると思います。最も広い側面にはA4ノートやiPad、ノートPCなど薄型で面積のあるものを収納、保護もできます。
10月09日販売予定のコンクルージョンの中から内径23cmの「シャム柿・極上」をご紹介します。その名前から「黒柿」と比べられますが、魅力は全くの別物。黒柿が東洋の水墨画なら、こちら「シャム柿」は西洋のドローイングのような美しさ。意思を持って描かれたような模様は、見れば見るほど摩訶不思議なものです。
別名バイオレットウッドとも呼ばれ、世界で唯一天然で紫を発色する銘木。その美しいスミレ色と導管のきらめきは、ウッドでありながら鉱石アメジストのよう。 面白い事に、削りたての時は「茶褐色」をしているのに表面が空気に触れる事で変化し、この紫色を発色するのだそう。経年で色は更に変化してゆき、パープル→ダークパープル→パープルブラウン→ダークブラウンへ。 一見しただけではその魅力の全てが分からないのが奥深き銘木の世界。これを手にした方はすでに、銘木沼の入り口に立っているのです。
ペルフェットよりスナップケースが入荷しました。前回、限定作成した際にあまりに反響と再生産の要望があったそうで、今回、新たなカラーをまとって登場です。重量感から真鍮製と思われ、ロック機構が付いていたりと小さいながら凝った作り。価格も1800円(税抜)とお手頃です。少量入荷となりますので前回買い逃された方はお早めにどうぞ。