
フライエキスパートの方たちが、こぞって夢中になっているという夏の釣り「チヌのサイトフィッシング」。聞けばその釣りは、
フラットゴーストの異名を持つソルトフライ至高のターゲット・ボーンフィッシュの釣りにも通づるほどにゲーム性が高いと言います。こんなにもソルト環境に恵まれた九州なのですから、やらねば損というものです!!

今回ロッドはスコットのソルトロッド「セクター9ft・6番」リールはハッチの7番〜9番用「7PLUS」。ラインはエアフロのソルトフライライン「コールドソルトウォーター7番」を使用しました。

浅瀬に入ってきたチヌを狙ってキャストするも、それはもう「超」がつくほどの神経質っぷり。立ち位置、キャスト位置、着水、フライの引き方、いずれかがズレてると一目散にスプーク・・・(こりゃ手強い)打ちひしがれている僕に寄ってきたカニは「おいおい、これくらいで気を落とすなよ」そう言ってくれているようでした。

しかしポイントを移動すると状況は一転!型揃いのチヌが群れをなしてるっ!!驚くことに、今度は投射したフライを何の躊躇もなくパクっとくわえました!なんて気まぐれ・・・ツンデレなのね(汗)

やすやすとはフックを貫通させない硬いアゴ、トルクフルな引き、黒光りする鎧のような魚体。こうしてついに初めてのチヌに出会うことができたのでした。

リリース後、すかさず群れに再キャスト!またしても1発でドンッ!!1尾目を上回るようなファイト、その鋼のような美しい魚体に夢中でシャッターを切りました。

キャスティング、アプローチ、フライタイイング、全てにおいて、次の課題が明確に見えたとても有意義な釣行になりました。

渓流のフライとはまた全く違う面白さ、難しさがあるソルト・フライフィッシング。今回、スプークさせてしまった多くのチヌたちも、次こそは必ず!!!

今週は来年2月から製作予定のトラディション(TR514L)ブランクの受付を予定しています。
元来このブランクの分類は「渓流用パックロッド」となりますので、本来は「アルセドクライマー」にカテゴライズされます。しかし今回はトラディション・コンセプトの復活ということで、ネームをトラディションとし、マスタードイエローに塗装してお届けします。

着色に心得のある方はご存知かもしれませんが、黒色に黄色を塗るという作業は非常に厄介なもので、重ね塗りはもちろんのこと、塗料から今回は別注で作りました。黒に沈まない際立ったマスタードイエローが渓流で、そしてヤマメ、アマゴ、イワナ、レインボーの魚体と重ねていただけるとより美しさを増すはずです。

さらに富士工業のTITAN-トルザイトガイド、多色巻き仕上げと、初期設定から豪華な仕様にしています。また、ベゼルグリップにそのままボロンハンドル仕様の差し込みが可能な「ベゼルコネクタ(仮)」こと、カメラのレンズに例えますと、形式の異なるレンズが取り付けできる「マウントアダプター」も進めています。このベゼルコネクタの販売方法はまだ未定です。
明日は土曜日ですが、7月23日、24日と連休でお休みをいただきます。ご注文やお問い合わせのお返事は月曜日以降となります。ご了承ください。

ハッチのフライリールがついにリニューアルしました。見た目には変わって無いように見えますが、浸水ポイントを無くしたことで、機関部の防水性が飛躍的に向上。またドラグ素材や構造も見直され、より滑らかで高剛性なリールに生まれ変わっています。何よりこのHATCH社、リールのラインナップがこの1種類のみというのが男前。同種でサイズ展開があるだけなのです。「ICONIC」への絶対の自信が伺えます。

僕は渓流のヤマメから大海原のイトウまで各サイズをずっと愛用していますが、何をさておいても道具として美しい。このデザイン性と所有感は他メーカーでは味わえないものがあるように思います。また決して軽量なリールではありませんが、この高い剛性感ならば納得というもの。フライリールたるもの美しく、かつ頑丈なのは絶対条件なのです。これから各サイズが順次入荷予定ですが、メーカーさんもまだまだ在庫が足りていない状況です。ご希望の方はぜひ商品ページよりご予約ください。

最初期のラインナップに「進化する伝統」をコンセプトにトラディションという柔らかな設計のブランクがありました。グラスライクなパラボリックベンドですがカーボン特有の戻りの速さ、そして軽量。力強いフッキングが売りのレボリューションと比べて、アングラーの技量が必要ですが、それだけに扱いこなすとクセになるブランクです。ここ最近のアンバサダー2500Cを使う方が増え、このトラディション設計の復活要望が高まっていました。

後継にはACB524Lがありましたが、このブランクのボロンハンドルは元来ブランクスルーで設計されたものを改良したものでしたので、新たにハンドルから上を四分割にしてフル・リニューアルしています。数回のブランク修正と、試験を経てついに完成しました。それは曲げたい時に思うように曲がり、戻って欲しいところで絶妙なタイミングでアングラーの操作に応えます。大型のレインボーが瀬で掛かっても太めに設定した4番セクションが頼もしく、それでいて驚くほど軽量です。
連休明けにレポートを公開し、来季の受付を開始します。カーボンの快適で軽快なベイトフィネスを楽しみたい方はぜひ注目ください。