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2020/12/24ペルフェット レザートレイ

スタッフ コーヘイ

ペルフェットよりオイルドレザーのトレイが入荷しました。表と裏で異なるレザーを縫い合わせて成形した、凝った一品です。サイズ:約12×10cm(底面8×5cm)
フックソーサーやアクセサリーソーサーとして自由にお使い下さい。その他完売していた「レザーネットコード」や「レザーライセンスホルダー」が再入荷しました。釣り師が造るアイテムだからこその、上質な使い心地をお楽しみ下さい。

本日の道具

2020/12/23SIMMS ガイド・クラシックジャケット

スタッフ コーヘイ

昨日ご紹介の「Flyweight Shell Jacket」とは双璧をなす伝統的なウェーディングジャケット「GUIDE CLASSIC JACKET」も新たに入荷。来期は最新の技術を盛り込んだ「フライウェイトシリーズ」と、SIMMSアーカイブからリバイバルされたような「クラシックシリーズ」の2シリーズが登場しています。 このガイドジャケットというアイテムは、進化しながら継続的に作られていますが、今作はその総まとめ的な一着になっていると感じます。まずルックス的な特徴ですが、立ちエリとフードが繋がっているクラシックな造り。(最近のジャケットはフードが収納できるよう、エリと別離した構造が主流です)あまり気にしない方も多いところですが、この形に熱狂的な支持者がいるのも事実。実は僕も形だけならコチラが好み。 ポケットは伝統的なフラップ付きの縦型で大容量です。加えてアクセサリー用のカールコードとループ。サイドはマイクロファイバー張りのハンドウォーマポケットを搭載しています。 袖口は信頼のダブルカフ。降りかかる雨には外袖が、リリース時に袖口から入る流水からはベルクロテープ付きの内袖が守ってくれます。 背面、首元にはランディングネット用のDリングと、フードは瞬時に調節可能なドローコード。全体的にはクラシックなデザインながら、細かい部分にはシムスが蓄積してきたテクノロジーがしっかり活かされています。 内側には嵩張らないよう圧着で作られたジッパーポケットが一つ。ちょうどスマートフォンが入るような大きさです。 生地はゴアテックスの中でも絶大な耐久性を誇るの3レイヤー。厚過ぎず、薄過ぎない中厚。墨黒の単色というのも無骨でシムスらしい。ウェーディングジャケットってこうだよね!という基本にして理想を詰め込んだ完成度の高い一枚です。・・・こ、これは欲しい(汗)

本日の道具

手前がLYSG25、奥がKL-H20。反り方と昨日の画像を見てもらえればどちらがナイロン向きかは一目瞭然です。

ガイドはKL-Hを何度も試しています。ブログを辿っていただければこのガイド設定のロッドは3年以上前に登場しています。細身で進行方向に反るYガイドの形状は理屈に適っています。そして美しい、昨年チタン廃盤に伴い、別注でステンを作ってもらいましたが、今年のカタログで復活。やはり僕以外にも需要があるのでは?そうして現在はCCLYOGというクロームのOガイドだけがカタログに載っていますが、P(ポリッシュ)タイプでSicガイドで発注させてもらうことが決まりました。 手前がLY、奥がKL-H

チタンか、ステンレスか?と問われると淡水であっても恒久的なチタンを入れておきたいのが本音です。しかしそれよりも自分が考える性能面を考慮の結果、淡水(渓流)仕様はステンレスでもLYガイドを標準装備とします。もちろん海水、汽水域での使用を前提とするブランクは僕自身もPEラインの使用が主なのでチタン製で最新の富士ガイドからチョイスしたいと考えています。 続いて、トリガー仕様の元ガイドは12番スタートさせる理由は古いアンバサダーを主軸に考えているからです。それがレベルワインダーの位置とオフセットされていないボロンハンドルの位置関係からそうなります。ABUアンバサダーはレベルワインダー追従式の今となっては稀有なリール機構を持ちます。それがアベイルパーツの登場で劇的に軽量ミノーイングに最適になったのは以前にも触れました。 これは何もしない状態での12番ガイドとラインの関係です。この状態で上面にラインが当たっています。10番ならなおさらです。左右に振幅されるナイロンラインが元ガイドに最も擦れるわけですから、この高さと口径を最適に確保したい。だから12番スタート。ちなみにLNSGは来年製作分まではチタン製の在庫を持っています。なくなればこちらもステンレス製になるか、高さ、口径があえば富士ガイドの最新式からチョイスしていくと思います。とりあえず、来年はT-LNSGで企画しています。 最後に渓流用のトップガイドは5.5または5F(トルザイトフランジ=5.5相当口径)で組み上げます。これやや大きめに感じる方もあるかもしれません。富士の推奨だと4とかですからね。これは経験的にナイロンの放出を妨げない最適な口径であることと、渓流にはつきものの蜘蛛の巣がらみのラインを数回はクリアできる口径を確保しました。これ以上小さくしてブランクの収束を早めるメリットよりも蜘蛛の巣が絡んでキャストがショートしてしまうデメリットの方が確率が高いと判断しました。

ナイロン全盛時代に構築された古風な設定をあえて次期も選ぶ私たちですが、渓魚もそんなに進化していないと思うのです。
来期企画のルイノスヒューチェンを始め、海水、汽水、PE使用を前提とするブランクは上記の話とは別です。誤解のないようお願いいたします。
「なぜ、渓流ルアーは旧式ガイドなのか?」〜ナイロンキャストを考える。〜 ガイドといえば日本が誇る富士工業のガイドであります。革新的なアイデアと発想で新しいものが出ていますが、カスケットでは相変わらずLYガイドであったりLNガイドを採用しています。その理由は渓流ルアーフィッシングをナイロンラインで考えているからです。少しややこしいのですが、現在の渓流などライトルアーにおける富士ガイドコンセプトは20番〜10番スタートが主流で、主にPEなどの台頭で進化してきた結果です。口径を縮めることでPEラインの収束を早め、自重が軽いPEのコントロールが効かせやすい。
*カスケットの渓流ロッド(6ftクラス以下)ではスピニング25番、ベイト12番スタートです。 しかしナイロンラインはライン自体に復元力があり、キャスト時に口径を縮められると飛距離が伸びません。(写真参照)渓流のキャストにおいて、落とさなければいけない場所の飛距離マイナス位置で落ちることは、オーバー位置で落ちることに比べるとかなりのデメリット、つまりこのキャストミスは釣れないに直結します。むしろオーバーした位置に置いて、ラインコントロールしながら目的の位置に通過させることが大事です。そうしてキャスト精度をあげるには入力を軽く、力まずに投げ、サミング、フェザリングに集中しやすくすることだと思います。
長い文章は自分でもうんざりするので明日に続けますね。(つづく)

ナイロンだけ?の誤解が生じないよう、補足的なナイロンとPEの使い分けについては2018年とほぼ考え方は変わっていませんのでこちらの記事も読んで頂けると幸いです。

2020/12/22SIMMS フライウェイト・シェルジャケット

スタッフ コーヘイ

シムス2021年春夏シーズンを象徴するシリーズの一つとも言える「Flyweight Shell Jacket」が入荷しました。 その名の通り、究極の軽さを手に入れるため一切の無駄を削ぎ落とした姿は清々しいほどミニマル。重量はなんと実測278g!一番小さいペットボトルのお茶よりも軽いのです。(驚) その秘密は、新たな生地「GORE-TEX PACLITE® PLUS」。裏地を持たない2層構造の超軽量ゴアです。過去にあったパックライト同様、裏地の代わりにコーティングされているのは同じですが、微細な凹凸を持った耐摩耗コーティングを施す事で肌にまとわり付かず、重ね着しても滑りが良くサラリ快適。透湿性の面では3レイヤーを遥かに上回ります。 軽量化のために生地だけでなく構造にも工夫を凝らしています。袖口のパイピングも一周の3分の2ほどに留めるなど、本当に最小限。 ネームタグと、ジャケットを引っ掛けておく為の首元ループを兼ねている所にも軽量化の努力が見られます。しかし必要な機能は削らないのがシムスの素晴らしいところで、胸と両手のポケット、ツバ付きで2点の調整コードが入ったフードと裾など、レインジャケットとしての本質は決して見落としいていないのです。 胸ポケットから裏返せば、その中に全てが収まってしまうパッカブル仕様。さらに素晴らしいのは外側にフックが付いている事。バックパック外側のコードなどに掛ければ、バッグ容量を圧迫する事なく持ち運ぶ事も可能になっています。軽快さと常備性を求める方にとっては、間違いなく最高の一枚になってくれると思います。

本日の道具