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2020/09/03シムスのロッドチューブストラップ

スタッフ コーヘイ

バッグにロッドチューブを縛り付けるためのアイテム「シムス Tightlines Strap」。構造がシンプルすぎて、最初手に取った時「これ、どうやって使うんだ?」と感じたので、動画でご説明します。

本日の道具

開発中のロッド達を「旅するロッド&リールケース」(シムス・バウンティハンター)に収納してみました。ロッド収納部分にはルアーロッド9ft6inchクラスを2本、8ftクラスを2本、6ft7inchを2本の合計6本が入っています。ブランクはいずれもプロトタイプですがパックロッドの開発を強化していることが窺い知れます。96が横幅きっちりに入っている通り、このバッグありきでの最大長、採寸割りをしました。このケース、きっと皆さんが必要になりますよ。ちなみにフライロッドならガイドが大きくないので袋なしならば8本は入りそうです。丸筒ケース入りならば4本は収納可能です。 先般、オススメの新型SIMMS GTS Rod & Reel Vaultが早々に完売し、同型がある内に入手しておかないと落ち着かないという方に向けて旧型の在庫を入手。新旧比較とともにご案内します。ロッドコンパートメント、リールコンパートメント、蓋裏にメッシュポケット(3機室)のおおまかな仕様は共に同じです。旧型の方が中が少し広いです。どちらもリールコンパートメントの仕切りは取り外し、位置調整可能。 ★旧型:BOUNTY HUNTER VAULT(画像左)
 サイズ:約89 × 30 × 16 cm 重量:約3.0kg 価格:26,200円(税抜)
★新型:GTS Rod & Reel Vault(画像右)
 サイズ:約86 × 27 × 15 cm 重量:約2.3kg 価格:27,000円(税抜) ご覧の通り、新型の方が一回り小さくなり、外側に大きなポケットが付きました。新型は同シリーズのキャリーバッグ「Simms GTS Roller 110L」に合体することが可能です。裏面はどちらも取り外し可能なショルダーハーネス付き。共に引き出し式のネームプレートがあります。(ネーム入れはあまり役に立ちません。) そのほか、旧型には取り外し可能なショルダーストラップがありますが、新型では省略。旧型にはジッパー同士を南京錠でロックするための穴が設けられていますが、こちらも新型では省略です。旧型は残り8個です。新型GTSは2021年春までに入荷予定ですが、万一コロナなど不測の事態で未入荷となりましても当店では責任は負いません。ご理解の上、ご予約ください。

ちなみに、GTSとはGear Transport Systemsです。

本日の道具

2020/09/02SCOTT・Fシリーズ

スタッフ コーヘイ

スコットの伝統が息づくグラスロッド「Fシリーズ」。僕は723/5(7ft2in・3番/5ピース)を愛用していますが、もう一本気になっていた622/4(6ft2in・2番/4ピース)のデモロッドを代理店であるマーヴェリックさんからお借りしました。 グリップから曲がるほどのしなやかさは噂に違わず、「柳腰」と呼びたくなる妖艶なシャフト。源流域でよく出会うような20cmほどの渓魚の引きでも一日幸せになれる、そんなロッドです。 ラインナップ中間違いなく最も繊細な調子だと感じます。本来2番のロッドですが、5m以内の至近距離での使用を想定してWF3番を乗せてみたら、これがまたイイ。ほとんどフライラインが出ていないリーダーキャストもなんのその。レングスの短さも相まって振り抜きの良さも抜群です。 またコスメティックも素晴らしいのです。深いパーシモン色のアンサンドブランク、同色のメインスレッドにレモンイエロー&カーマイン色のティッピング。印籠継ぎのフェルール部分には位置合わせのアライメントドット。 リールシートは、極めて滑らかなフロールグレードのコルクに艶消しブラックのキャップ&リング。シンプルにしてなんと美しく贅沢なこの仕様。
それにしても、同じシリーズでこんなにも各スペックの個性を尖らせているのは、スコットをおいて他には無いのではないかと思います。楽しくも悩ましいロッドメーカーです(笑)

Fシリーズラインナップ
■583/4・・・メンディングなんて関係なし!直アップオンリーでバルキーなフライをも投射する小太刀。
■622/4・・・シリーズ中最も繊細なシャフトを持つ芸術肌。小さな山女や岩魚の躍動も全身で受け止める一振り。
■663/4・・・グラスロッドとして完璧なバランスとコントロール性を持ち、ショートレンジの全てをこなすバーサタイル。
■723/5・・・長いレングスによる優位性、5ピースの収納性を併せ持つ、未知なるフィールドを旅するパックロッド。
■724/4・・・唯一の4番。風に強く、そのトルクで大きなドライフライやニンフの投射、遠投も出来るオールラウンダー。

本日の道具

どこ? えっ? そんな小笠原さんと、今年は運が良ければ上の写真のところへ行きたかったのですが、このコロナ禍でもちろん断念。ロシアからもお誘いがあったのですが、行き帰りのコロナ対策による隔離期間の合計が約1ヶ月も余分に過ごすと聞くと、とても行けません。(NZもまだこの状態らしい) そんな中、秘かに準備を進めていたプロトロッド(4pcs)が完成。これはソルティスペイサイドの系譜を継ぎながら、世界のイトウ属を相手にしたいと初めから「Ruinos Huchen(Expedition)」ブランドで企画しています。このロッドはまだワンオフ的な製作で一般向けの販売はありません。このロッド、1本はロシアに旅立ち、もう一本は小笠原さんの元へ行きました。 これまで作った竿の中で最も豪華で高価な仕様にしましたが、もちろんお二人には実費購入いただいております。時々、カスケットのテスターになりたいとか、こんなの作ったらなどご意見いただきますが、うちにそんな余裕はありません。こうした案内は僕が釣果や釣り方の話を聞いて面白いと思った方やお世話になった方に時々提案することがある程度です。 そして、もう一人のイトウ常連の片岡様にはビッグベイト用のワンオフ・ブランクを試してもらっています。すでにメーターオーバーと巨鯉(ネットはマクリーンの3XL!)も捕獲。ジャパントラウトの最高位とも言っていい巨大魚イトウへの夢が膨らみます。 「Ruinos Huchen」ルイノとはアイヌ語で激しいという意味、Huchenはイトウ。宗谷で僕にイトウを教えてくれた川村さんが名付けた名前です。この名前を世界のイトウファンに広めたい。僕の目標です。