
タスキーバッグ(左)がようやく皆様にお届けになりましたが、ケルビン(右)がまだ遅れています。今春から入れ替えだと意気込んでいた方、申し訳ありません。僕のタスキーバッグは初めから変色部位がありましたが今ではどこだったかわからなくなるくらい、雨に濡れたり、コーヒー溢したり、引っ掛けたりと傷染みだらけです。しかし経年の深い味だと少々自慢であります。それだけタスキーに使われている革は分厚く丈夫なものを使用しています。

一頭から取れる部位も皺、染みも様々で樹木のように瘤、杢が生じる部分もあります。それは苦難が生んだ傷といえば傷ですが、牛の生きてきた経歴が出ているわけで、特に樹木はそこを味わいとして受け入れられます。

変色の瘤やスポルテッドなんかは腐っている部分と言っても過言でないかもしれません。革も樹木製品も通販だと細部を見て買うことに限界があります。しかし、皺、傷にも価値を見出して、いただければ嬉しいですね。僕だって白髪、染み、傷だらけの顔になってきました。年齢に相応しい良い顔になれるよう頑張りましょ。

100年以上の歴史を持つアメリカン・ワーク&アウトドアウェアの雄フィルソンの夏物入荷が始まっています。6.5ozの肉厚なTシャツに描かれるは「鱒」と「鹿」。どちらも僕らの大好きなモチーフです。

今期から生産国はバングラデシュになり、価格が少し安くなっています。フィルソンが使うコットン特有のドライな質感は健在、肉厚で変わらぬ高品質にホッと一安心。

同社夏の定番「ツインレイクスポーツシャツ」。クラシックなデザイン、薄手で密度が高い生地、適度な伸縮性はあらゆるシーンで活躍してくれます。

見た目はクラシックですが素材はハイテク「クールマックス」生地を採用。糸一本一本に溝があり「毛細管現象」を利用して水分を素早く吸いあげ発散、さらに気過熱で衣類内を涼しく保ちます。

ポケットや前立てなど、見事にチェックの柄合わせを行う手間のかけようはさすが。ボタンも肉厚で頑丈、ロゴ入りで凝ってます。

各種ブランドの夏物も順次入荷していますが、カスケットオリジナルTシャツも受付が5月23日までですので、お忘れないようご予約ください。

耐久性を維持しながらも極めて軽量、アングラーの行動範囲を広げてくれる「FLYWEIGHTシリーズ」。先日お客様よりバックパックとヒップパックで併用できますか?とお問い合わせを頂きましたので試してみました。

身長や装着位置もあると思いますが約170cmの僕の身長で、双方全く干渉せず快適に着用できました。もし遠征など荷物が多い時は、今回の用に「防水ではないけどアクセスしやすいバッグ」と「アクセスよりも防水性を優先したバッグ」を組み合わせると非常に実戦的で便利だと感じました。
【ブランク第三世代コンセプト】
カスケットのトラウトロッドは進化してきました。
【第一世代】
それは、ブランクスルー設計の最初期設計。ブランクとグリップを脱着できるベゼルグリップも開発。ベゼルグリップは5ftクラス限定。
【第二世代】
既存ブランクをグリップ脱着へ。レングスクラスでボロンハンドルの接合部を共通化したことにより、一つのブランクをボロンハンドルでいくつものブランクを使用可能にしました。
【第三世代】
第二世代からハンドル、グリップから上部ブランクを均等分割で設計する新しい継ぎ方を開発。おそらくトラウトロッドでは初の試みとなるカスケットが産んだ新設計のブランク構造です。

朝一、大きなカワゲラを目撃。これはもうビッグドライだという思い込みだけで一日突き進み、結果ドライで釣れたのはこの一尾のみ・・・(トホホ)。しかし気温も上がらず、小雨も降り続いた中で、大きなドライフライに出る虹鱒を見れただけでも幸せだったかもしれません。

最近の愛用バックパックはミステリーランチの「2デイ・アサルト」。1日に必要な荷物が十分入る27L、最高にタフで背負い心地も抜群。外側にあらゆるギアも取り付け可能で、防水性を除けばこれ以上ないほど快適、ホント気に入ってます。

ランディングネットは鱒の楽園NZ産の「マクリーン」。ショートハンドルSサイズは内径34cmと底マチのあるラバーネットで不意の大物にも余裕で対応。銘木ネットほど扱いにも気を使わないので、何があるかわからない初めてのポイントでも心強いです。

この日、降水確率0%なのにあまりに雨が降り続くので、最後はドライを諦めビーズヘッドニンフでなんとか一尾。ロッドはスコットGシリーズ。僕のは一世代前のモデルですが、スコット伝統の滑らかなミディアムアクションは今も昔も変わりません。小渓流の実釣では近距離キャストが増えるので少ない負荷で胴から曲がる「G」は物凄く使いやすいと感じます。

カスケット自慢のストラップベスト「KENDAL」とスコットが誇るグラスロッド「Fシリーズ」で挑んだ兄。

ドライで苦戦していた僕を尻目に竿抜けポイントを見つけ、ショートグラスロッド×ニンフでサクッとこの日の最大魚(30cm)を釣ってしまった。キー!!・・・いや「オメデトー(棒読み)」。