
今なおハンドクラフトに拘り極上のフライロッドを作り続けるスコット社より、同社の伝統を背負うモデル「G」の新シリーズが入荷しました。初代から数えて4世代目となる今作では、フェルールを始め細部を熟成、「4ピース、5ピースのロッドを1ピースロッドと錯覚するでしょう」と言うほどの自信を覗かせています。

コスメティックがまた魅力的。旧モデルのG2、GSのブラウン系から、ワインレッド×グレー調へと変更したスレッドカラーは、明らかに初代のデザインをオマージュしているように感じます。(掲載カタログはスコット社2001年のもの)

また美しいココボロ(ニカラグアローズウッド)のシートフィラーも初代Gを感じさせるニクい演出。スレッドカラーと相まって大変美しい仕上がりです。

その他コンポーネントももちろん完璧。最上品質のフロアグレードコルク、チタニウムフレームのジルコニアストリッピングガイド、スネークブランドのユニバーサルスネークガイド、グリップ先端は伝統のフィニッシュトコルク仕上げを引き継いでいます。

今回当店では、早くも海外などで絶賛されている「743/4」、「844/5」、「8104/4」、「8105/4」の4機種が入荷。個人的な注目は844/5(8フィート4インチ4番/5ピース)。実はこれ初代Gに存在したスペックで、レングス、番手、仕舞寸法ともに非常に汎用性が高い1本となりそうです。

国内で最も注目が高い「743/4」は、超軽量なオールコルクのキャップ&リング仕様。これは輸入元マーヴェリック社による日本のみの別注仕様、さすがです。初代から名竿として名高いGシリーズの最新モデル、エキスパートな方はもちろん、これから始める方にとっても最高の選択肢となるはずです。