先日に引き続き、2月7日販売のコンクルージョン・サクラカーブの入荷樹種をご紹介。本日は銘木好きなら誰しも心躍る花梨瘤特集。
1本目は「花梨瘤/橙白」。希少な花梨瘤の2色部位であることはもとより、「白瘤」に変色菌の作用による「青」が若干入り、さらに斑模様状に「橙」が躍動する目にも鮮やかなトリコロール調の一本。
反対面は「橙」が少ない代わりに、細かくブラックラインが走るスポルテッド調の要素もあり、花梨瘤の面白さをこれでもかと満喫出来ること請け合いです。フレームは細かいピッチで縮み模様が出た極上のカーリーメイプルを「鉄刀木|タガヤサン」で挟んだ黒縁仕様、豪華極まる一本です。
2本目も「花梨瘤/橙白」。こちらは1本目とは対照的に「橙瘤」ベースに「白瘤」が入る花梨2色系の王道中の王道スタイル。反対面には白瘤が入らず「橙瘤」のみ、直球どストレートな漢の一本。フレームは非常に細かく、かつハイコントラストな「栃縮み杢」をフレーム界の重鎮「黒檀」で両面から挟んだ豪華・黒縁仕様。
そして、グリップ材へ完全にアジャストさせたかのような手編みクレモナネットの色彩の美しいこと。この極上な写真フレームの中に白銀のサクラマスが入ったなら、それはもう・・・ゴクリ。と妄想が止まらない一本です。
3本目は「花梨瘤/紅」。極めて緻密な瘤目と、重厚な繊維質、強い「緋色」をまとうこの樹種こそ花梨の中の花梨!シンプルな中に魅力や面白みがギュッと詰まり、銘木好き、花梨好きが一周回ってやっぱり素晴らしいと魅力を感じるウッドなのです。
ここでフレームに合わせるは、アフリカ熱帯雨林系銘木の雄「ゼブラウッド」。力強く不規則に刻まれたエキゾチックな縞模様がストレートな味わいの紅花梨にピリリと辛味を効かせ、中間に挟んだ漆黒の縞銘木「鉄刀木」のブラックラインによって、全体を一気に引き締め精悍な仕上がりにしています。王道と変化球を組み合わせた妙味。この個体がもつ銘木の旨味を職人ヤマギシトモヒロ氏が最大限に引き出した珠玉の一本です。
さらにさらに!本日、同じく大鱒用の「ビッグトラウト・カーブ」が追加入荷しましたので、明日18:00より同時に販売を開始します。ご期待ください。
明日の販売スケジュール詳細はこちらをご覧ください。