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店頭のデモ用のアブに装着していたハニカムスプールを今年現場で何度か使いまして、改めて良さを知ったという話です。
これでもかとブランキング(肉抜き)されたスプールは立ち上がりを重視されているモデルだと思っていましたが、最大のウリはマグネットブレーキが現場で調整しやすいことでした。 2520スプールはブランキングされておらず、非電磁のジュラルミンスプールの内壁が回転することにより電子が発生、それをネオジム磁石の磁力で抑制する仕組みです。これを2500Cに搭載したアベイルはすごいと唸ったものです。これは好みの磁石を付けることでブレーキを調整できますが、現場ではちょっとやりづらい。 対して、肉抜きされたハニカムスプールは内壁の面積がないことで十分な電子発生が得られないのでスプールの中央部分に円盤型の内壁を装備させ、同じくハンドル側にマグネットブレーキを装着。このマグネットブレーキがネジ式になっていて、スプール内壁との距離を調整できるという優れものです。¥ 遡行しながら1本だけロッドを抱えての実釣時、ミディアムクラスのブランクで3gから8gまで投げる場面で3g側にブレーキ設定しておくのですが、重いものを投げるとキャスト同時にサミングしなければなりません。また昼からの2ラウンド目でラインを数メートル取り去って投げるとブレーキが効きすぎます。1個だけ磁石を減らせばいいのですが、現場で難しい。それがハニカムスプールだとギアボックスを開けてクリクリとマグネットユニットのネジを回せばブレーキの微調整ができます。これが結構微妙に変わるので感動です。 ちなみに、ラインのキャパを増やす2540スプールには専用のマグネットユニットが必要です。大型ルアーを投げる想定ならばマグネットの数も増やしたマグネットユニットを持ち運べばOKです。ブランクのしなり具合やルアーの重さなどで即座に微調整できるハニカムスプールに乗り換えてみませんか?

本日の道具



オフになって、2500Cのメンテナンス、チューニングの問い合わせが増えてきました。汚れやオイル塗布の具合で飛びは大きく、顕著に違います。セルフメンテが苦手な方はお早めに預けてください。施工の赤間はこれから本業で忙しいはずですから。。。。