2021/07/09つりの旅コラム(イトウ編・その1)
50歳、自分のつり人生もそろそろ晩年の時代を見つめながら歩みを進めなければならないと思っています。釣り師の四段階、数に歓喜する少年時代を経て、型を求める青年時代を今も彷徨いつつ、本来なら釣り方に拘る壮年の時代というところか。英国の釣り紳士が云う、晩年の時代とは若者や後継者に釣りを教えて喜びを感じることができるらしい。そんな仙人のような釣り人になれるのだろか。
さてなれるかどうかは別として、今年も思い切ってイトウに挑戦することにした。使い勝手の良いベストの最終調整がまず。そして昨年、数本のイトウを釣り、ロシアのエフゲニーが釣り上げた150cmタイメンで発売を決定した四本継ぎのパワーのあるパックロッド「RH964」。イトウに行けない時はテスト的にシーバスも釣りまくったが、名前がルイノスヒューチェンですよ。大型イトウとどこまで対峙できるのかは自分の腕で確かめたい。そして新しい釣り方も考えているのだ。(ルイノスヒューチェンシリーズの2022年1月の追加生産受付を7月12日より再開予定。)
おかげでラージチェストパックは本製作に間に合う、さらなる最終調整を入れました。ジッパーの開口部の立体裁断にフロントポケットの調整など、パッと見では細かくて分からないと思いますが、使い勝手の向上を盛り込めたので個人的に大満足しています。(ラージチェストパックの2022年1月からの追加生産受付を7月12日より再開予定。)またデメリットも発見しました。それは真鍮ボタンが海水に弱いことです。海水に浸かってそのままにしていた、閉めたボタンが錆びて固着してしまい、外れなくなりました。マメに洗浄したり、オイル塗布のメンテも可能ですが、真鍮パーツを使う時点で海水での使用は不可という認識が無難です。有償になりますが修理用ボタンを準備しています。さて、出掛けますか。(つづく)