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明日お昼12:30から販売のテンカラシンプリー・スターターキット(税別13800円)に付属するラインのお話。 実は現在テンカラで使われるラインシステムは複数種類あります。今回スターターキットに付属するのに悩んだのが「レベルライン」「テーパーライン」「フライライン」の3種類。いずれもメリットデメリットがあります。

テンカラに使われる主なラインの種類


▪︎レベルライン(フロロ製の単糸)
メリット:水の抵抗を受けにくくフライを自然に流しやすい。カットして長さを調節するもの簡単。
デメリット:糸が細くて軽いため風に弱く、慣れないと投げにくい。

▪︎テーパーライン(ナイロン等を数本縒り合わせ先細りさせた糸)
メリット:撚り合わせで重みがあり、テーパー形状のお陰で先端まで力が伝達やすく投げやすい。
デメリット:強く引っ張るなどして縒りが緩むとヨレてしまう。テーパーがあるので現場で手軽に長さ調節しにくい。

▪︎フライライン(コアと呼ばれる芯糸をビニール素材などでコーティングした糸)
メリット:糸自体に十分な重さがあるため風の中でもコントロールできてキャストしやすい。耐久性が高い。
デメリット:糸が太いため、流れの抵抗を受けやすい。ラインの重さでフライが自分の方向へ引き寄せられやすい(おつり現象)
いろいろ試しましたが、これからテンカラを始める方に向けて、まずは現場条件にかかわらず狙った場所にしっかり投げられる方が釣りしていて気持ち良と感じました。また耐久性やセッティング&調整の簡単さなども考えて、今回はフライラインをセットすることが決定!上記の通りラインシステムによってそれぞれ特性が違うので、色々試してみてください。 最後に先端のハリス(糸)について。フィールドによって自由なセットで楽しんで頂くためあえてセットに含まず別売としました。僕は簡単にフライ用のティペット(3〜5X)を1mくらい繋げてその先にフライを結んで使っています。より繊細に設定したい場合は3X、4X、5Xと段階的に繋げてテーパーティペットを作っても良いかもしれません。もちろんそのままテーパーリーダーを使う手もあります。是非自由に楽しんでくださいませ。

本日の道具