全てのウェーダーの頂点に立つと言っても過言ではないSIMMS社の最高峰「G4Z」。独走状態で業界のトップを走り続けるこのウェーダーは、さらなる高性能を求めて今年モデルチェンジを果たしました。本日、明日と2回に分けてこのG4Zの進化をどこよりも早く解説したいと思います!!
まずは、このモデル最大の特徴とも言えるフロントの完全防水ジッパー。驚くほど脱ぎ着がラクで、内部にこもった熱気も瞬時に解放。かねてよりSIMMSの最上位モデルに搭載されてきた頂点の証でもあります。
個人的に最も大きなアップデートはゴアテックス4レイヤー(分厚い部分)の拡大です。これまで4レイヤー部分はフトモモから下でしたが、本モデルで股上+お尻まで覆うようになりました。つまり一番負荷が掛かる部分の強度が大きく向上。ハードユーザーや、遠征釣行を繰り返すアングラーから最も信頼できると名高いモデルだけに、耐久性は最重要課題。このアップデートは大きいです。
実は過去のモデルでこの構造はあったのですが、生地の問題もあり随分ゴワゴワでした。しかし当時を上回るほどの強度を持たせながら薄く軽量にすることが出来るようになった今、ついにこの構造が復活。首を長くして待ってました!
次に内ポケット。見た目には分かりにくいですが、実はジッパーに完全防水の「TRUジッパー」を採用。つまり、万一転倒してウェーダー内に水が侵入しても、このポケット内が濡れることはありません。極めて実用的ですが、非常にコストの掛かった贅沢なディテール。普通考えついても実現しなさそうですが、このモデルに妥協は一切無いのです。 明日へつづく