2023/04/29今日のジュン
最近、オイルドのアイテムが気になってしょうがないというカスケットのお洒落番長スタッフ・ジュン。バブアーのビデイルジャケットに始まり、今やオイルド沼にズブズブとハマっている様子。
元々はゴアテックスなどが無い時代、コットンにオイルやワックスを染み込ませる防水処理だったわけですが、防水透湿という完璧な生地が存在する現代においてオイルド素材の魅力は別のところにあると思います。
それが経年変化。左が新品、右は僕が5年以上愛用しているものです。帽子は特に汗や日焼けによる変色、褪色、擦り切れなどで、いわば汚くなっていくのが常ですが、オイルドは一味違います。使い込み、オイルが抜けてくる事で現れる陰影とフェード感は、他の生地では味わえないもの。
おまけにオイルワックスを染み込ませている事で物理的に強い。5年以上もの間、手入れもせず結構ズボラな使い方をしてきましたが、今だにほころび一つありません。再度オイルを入れれば、また色も濃くする事が可能ですから、それも今後の楽しみ。長きに渡って愛用できるオイルフィニッシュのハット&キャップ、その魅力は何年経っても色褪せる事がありません。