2023/01/31SIMMS|シムス FSブーツ・2023NEWモデル
SIMMSブーツのミドルクラスに位置する「FSブーツ」が今年リニューアル!!ここ3〜4型あまり変わっていないようにも思える同ブーツですが、実は細かく進化、熟成されています。本日はコーヘイのSIMMS徹底考察シリーズ「FSブーツ・ラバーソール編」スタートです。
今回、最大の進化点はソールにあり。旧モデルに比べ、個々のラバーブロックを細かく、数を多くする事でラバーに柔軟性を持たせフリクションを最大化。さらにパターンが様々な方向を向いており、あらゆる方向からのグリップに対応。これはまさしくユーザーから最高評価を得ていると言っても過言ではない「フライウェイトブーツ」に見習ったものであると思われます。
さらに細かく見ると表面は極めて微細なパターンが付けられており、SIMMSの並々ならぬグリップ力追求への意欲が見えてきます。ブロック同士の感覚が広くなったことで泥などの目詰まりも抑制、グリップ力低下を回避します。スタッド装着可能数は旧モデルと同様の片足16ヶ所。スタークリーツ、アルミクリーツ、ハードバイトスタッドの全てに対応します。
アッパー部分のトピックは、つま先の強化ラバー剥がれ防止。実はココ、これまで上から貼った強化ラバーが厚み分出っぱっていた為、引っ掛かったり摩擦を受けやすかった部分。新モデルでは周りを盛り上げて段差を無くしたため、この部分に負荷が掛かりにくくなっています。(細かっ!笑)
シューレース金具の隙間に設けられたスリットも新たなデザイン。おそらく、足曲げや靴馴染みをスムーズにするべく新設された機能と思われます。
最後に、フロント靴ベロ部分のループタグ。靴を脱ぎ履きする際、これが有ると無いとでは大違い。嬉しいアップデートです。
SIMMSブーツの中では「G3」のコンセプトに近く、耐久性やホールド力を重視したガッチリ系の「FSブーツ」。フラッグシップの「G3」に注目が集まりがちですが、コチラもなかなかどうして素晴らしい!実は「G3」と比べ片足150g以上軽く、レザーブーツ感を残しながらも、合成皮革のお陰で保水せず水切れも抜群。決してあなどれないミドルクラスブーツなのです。
サイズ感について
SIMMブーツの中でも横幅が広めであると感じます。僕は普段スニーカーサイズ26.5〜27cmのため縦長的には「サイズ9」のはずですが、足幅広め(ワイズEE程度)の為、いつも横幅に合わせる為1サイズ上げて「サイズ10」を着用します。しかしこのブーツの場合、適度に横幅が広いため「サイズ9」でジャストでした。