
本日は16日(変更)→今月の第4週に販売のコンクルージョンからST26(26cm内径)の「ツヤ瘤」をご紹介します。北アフリカはモロッコのアトラス山脈のみで生育する杉の仲間「ツヤ(またはトゥヤ)」の瘤部分です。現在絶滅に瀕しているとも言われており、その流通量は極少。職人をもってしても「他でほとんど見たことがない」と言い、一時はその出自すら謎に包まれていたほどの希少杢です。

ブラウンゴールドとも言える美しい杢肌に、細かく密集した瘤目は個性的。世界で最も美しい瘤材の一つにも数えられるほどです。それにしても凄まじい色気を放つ一本。ネットカラーの相まってその雰囲気は「妖艶」の一言です。

そしてフレームがまたすごい。赤系の名材「花梨杢」の色彩がグリップのインパクトとの相乗効果で全体の雰囲気を一際鮮烈なものにしています。

フレーム中間材は、逆に暗色の「鉄刀木」でブラックラインを入れることで、一気に引き締まって緊張感ある仕上がりに。まさに組み合わせの妙、職人ヤマギシトモヒロ氏のセンスには脱帽です。
おはようございます。釣り人なら早起きと勝手に決めつけ、本日、早朝からの受付です。よろしくお願いします。

ベストは釣魚別に一枚づつ作っておくと忘れ物はしないものです。この大容量なチェストパックはぜひ大型ルアーを駆使する釣りやカメラを常に出し入れしたい釣り人にこそ使って欲しい。(渓流用としても十分な容量)
熟練の洋裁師が一枚一枚、手作業で作ります。量産は難しい複雑なポケット配置、クラシックなスタイルと機能性です。

6月16日(変更)→今月の第4週に販売のコンクルージョンよりST23(23cm内径)の「黒柿・極上杢」をご紹介。実は、一言に黒柿といってもその模様は実に様々です。その定義は人にもより曖昧ですが「縞杢」「網杢」「変わり杢」「孔雀杢」など幾多もの呼び名が存在します。こちらの個体は言うなれば、ほぼ孔雀杢と言っても良いほどの模様の出方、文句なしのコントラストを持つ一本。

輪っか状の模様が連なっており、やや輪郭が溶け合うような表情であることから「孔雀杢」ではなく「極上杢」としていますが、これほどの存在感であればもはや何杢なのかなど、意味を持たないかもしれません。

裏面は網杢と言ったところでしょうか。非常に美しく両面にしっかりと模様が入っており、表と裏で全く異なる表情を持った仕上がりとなっています。

フレームには、刀のような重量と密度を持つことから名付けられた銘木「鉄刀杢=タガヤサン」を両面贅沢に使用。グリップの印象をキリリと引き締めています。

中間層にはしっかりと模様の出た「栃縮み杢」を使用。コンクルージョンが持つ優美な曲線を強調しつつも黒柿の模様を引き立てます。

ネットカラーも黒柿をイメージした同色系でまとめることで、全体として非常に調和が取れた一本に仕上がっています。
先に予告しておりましたが本日は設備入れ替えのため、終日電話が不通となっています。ご迷惑をおかけします。
いよいよ明日にラージチェストパックの受付をいたします。改良点を盛り込みながらフィルソンのオールドチェストパックが欲しかった方にも満足度高いオリジナルに近づけた意匠です。

【LARGE CHEST THE PACK】
2021年6月10日 AM6:00〜START

簡単なイラストですがサイズ詳細です。
【フロントパック】
前面に三箇所のポケット、ベルトループ、内ポケット表側3分割、身側2箇所。
【リアパック】
身側2箇所、D菅付き。

明日のご注文お待ちしています。