2021/09/3010月04日販売コンクルージョン紹介-その2
本日は10月4日販売のコンクルージョンより26cm内径の「花梨瘤/橙」をご紹介します。東南アジアを中心に自生するマメ科シタン属の広葉樹。瘤、杢共に持つ華やかさはまさに銘木界の花形的存在と言えます。その変化に富んだ表情に魅せられる人は数知れず。材は緻密で、手に取った瞬間ズッシリとした重みが有り、これぞ銘木!と納得させられる質感を持っています。
こちらは珍しくフレーム材が三層とも異なる樹種を使用しているのが特徴。まず外側は「花梨玉杢」。縮み杢のような輝きと透明感に加え、うねるような杢模様が出た美しい樹種です。強い個性がありながら持ち手と同じ花梨でまとめることで、落ち着いた雰囲気に上手くまとめ上げています。
フレーム内側は森のブラックダイヤとも呼ばれる「黒檀」を使用。橙色のグリップ&フレームの中に「黒縁」が入ることで、その表情は一気に引き締まります。さらに撮影時には、ブルーブラック色のクレモナネットと相まって、被写体の魚を引き立てるフォトジェニック仕様なのです。
中間材には強いコントラストが美しい「栃縮み杢・極上」を惜しげも無く使い、花梨の色合いと模様を一層優美なものに仕立ててくれています。一本は所有していたい「花梨」の中でも、チョット変化球のマニアック仕上げ。初めての方も、すでにコンクルージョンをお持ちの方も、これは欲しくなる一本です。