2021/06/16コンクルージョンご紹介6
本日は今月の第4週に販売のコンクルージョンからST23(23cm内径)の「楡玉杢」をご紹介します。同じ「玉杢」でも、タモのそれと比べると随分模様の出方が不規則で変化に富んでいるのが特徴的。
その模様は、ジャカードの絹織物、はたまたマンダリンダック・フェザーのようでもあり、見れば見るほど摩訶不思議。王道的な瘤や縮み杢をすでにお持ちの方にも強くオススメしたい非常にマニアックな一本です。
そしてフレーム材も強烈な個性派が揃っています。両面には西アフリカの熱帯雨林に自生する銘木「ゼブラウッド」を、中間層には一千年の眠りから覚めた埋れ木「神代欅」を組み合わせており、銘木好きにはたまらない仕様。
しかし、これだけクセが強い素材を組み合わせながら、一体感のある雰囲気に仕上がっているのは驚き。色味や木目はもちろん、膨張収縮率など樹種同士の相性も熟知しているからこそ可能なアソビ心でございます。いつもの王道的組み合わせもモチロン素敵ですが、こういったマニアックで通を唸らせる仕様もコンクルージョンのオモシロイところなのです。