2021/03/18日田釣り旅〜その3:全身で歴史を感じる旅館の巻
「その3:全身で歴史を感じる旅館の巻」
僕の中で旅に欠かせないのが「お宿」。車中泊のワイルドな旅も良いですが、その土地の歴史を全身で感じることが出来る宿での体験は、旅の思い出をいっそう濃いものにしてくれます。
また地元の方から聞ける逸話や情報は、インターネットだけでは決して知り得ない貴重なものです。
さて、本日のお宿は「伯亭・若の屋」さん。この地で150年以上の歴史を刻む、日田が誇る名旅館です。
全国的にも珍しい、屋久杉造りの木造三階建て。木のぬくもり溢れる館内は、初めてなのにホッと心落ち着きます。やっぱり純日本的って素敵です。
近代日本文学の頂点とも称される作家、川端康成をはじめ多くの文人が訪れたこのお宿は、驚くべきことに創業時からその姿をほとんど変えていないとのこと。
柔らかな光が射す午後、もしかしたらあの名文が、この場所で生まれたのかもしれない。そう考えるだけで、ロマンで胸がはち切れそう!
伝統的な日本建築でありながら、日田の街並みが見下ろせる3階建ての景色は、なんとも不思議な感覚。窓からは陽の光が燦々と降り注ぎ、ゆっくりとした時間が流れます。
そして最大の楽しみといえば、やっぱり食事。日田で採れた「地のもの」をふんだんに使った旬の懐石料理は、もう絶品!!小さな子供連れでも、年齢やアレルギーまで配慮して食事を用意していただけるのでとっても安心でした。これには妻も娘も「また来たい!!」と大絶賛。これだけ家族サービスで満足してもらえたなら、きっと笑顔で「また釣りに行ってらっしゃい!」と送り出してくれるはず!!(よしっ計画通り!笑)
皆様も、日田へ釣旅の際には是非この「若の屋」さんでお宿をとって、その歴史をたっぷりと味わってみてください。たとえ魚が釣れなかったとしても、それはきっと思い出深い旅になること間違いなしです。
伯亭 若の屋
〒877-0005
大分県日田市豆田町7-31
Tel. 0973-24-3737
http://www.wakanoya.com