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「なぜ、渓流ルアーは旧式ガイドなのか?」〜ナイロンキャストを考える。〜 ガイドといえば日本が誇る富士工業のガイドであります。革新的なアイデアと発想で新しいものが出ていますが、カスケットでは相変わらずLYガイドであったりLNガイドを採用しています。その理由は渓流ルアーフィッシングをナイロンラインで考えているからです。少しややこしいのですが、現在の渓流などライトルアーにおける富士ガイドコンセプトは20番〜10番スタートが主流で、主にPEなどの台頭で進化してきた結果です。口径を縮めることでPEラインの収束を早め、自重が軽いPEのコントロールが効かせやすい。
*カスケットの渓流ロッド(6ftクラス以下)ではスピニング25番、ベイト12番スタートです。 しかしナイロンラインはライン自体に復元力があり、キャスト時に口径を縮められると飛距離が伸びません。(写真参照)渓流のキャストにおいて、落とさなければいけない場所の飛距離マイナス位置で落ちることは、オーバー位置で落ちることに比べるとかなりのデメリット、つまりこのキャストミスは釣れないに直結します。むしろオーバーした位置に置いて、ラインコントロールしながら目的の位置に通過させることが大事です。そうしてキャスト精度をあげるには入力を軽く、力まずに投げ、サミング、フェザリングに集中しやすくすることだと思います。
長い文章は自分でもうんざりするので明日に続けますね。(つづく)

ナイロンだけ?の誤解が生じないよう、補足的なナイロンとPEの使い分けについては2018年とほぼ考え方は変わっていませんのでこちらの記事も読んで頂けると幸いです。