2020/11/25ボロンハンドルご紹介
昨日に引き続き、本日19:00より販売するボロンハンドルの中から、一部をご紹介いたします。
1本目は「魚梁瀬杉」。豊臣秀吉が京都の大仏殿建築の際に藩主から献上された事でも有名な、歴史ある日本の銘木。その名は、高知県の魚梁瀬村(現在の馬路村)で、川漁に使う網の「梁:はり」にこの天然杉を使った事が由来とされており、「釣具」としてこれ以上ないほどのストーリーがあります。燃え上がるような独特の模様は目にも鮮やかで、写真にも美しく映える一本です。
2本目は「エレファントアップル瘤」。カスケット以外では杢材として使用しているのを聞いたことが無いほど流通量が少ない、インドやスリランカなど熱帯アジア原産の銘木。別名ウッドアップルとも呼ばれますが、実はミカンの原種という面白い樹種です。瘤模様の間に縮み杢のような黄金の輝きを持つ非常に美しい希少な銘木です。
3本目は「ハカランダ」。現在全ての品種でワシントン条約による取引制限が掛けられているローズウッドの中でも、いち早く枯渇し、輸入禁止なったローズウッドの最高峰がこの樹種「ハカランダ」です。ブラジリアン・ローズウッドとも言われ、特にギタリストの間では神格化されている希少材。現在では最も入手困難なローズウッドです。
最後は「ホンジュラスローズウッド/小豆杢」。ブラジリアンローズウッドが輸入禁止になった後、勝るとも劣らない美しさと音響特性を合わせ持つことから楽器業界でニューハカランダと呼ばれ珍重された、南米ベリーズ原産のローズウッドです。現在はこちらも輸入禁止となっており、入手は非常に困難な希少材。中でも、全体に大小の連なる粒模様を有した非常に珍しい「小豆杢」と呼ばれる部位となります。複雑怪奇な杢目は、銘木通をも唸らせる一本です。