週末に台風が迫っています。臨時休業も検討していますが、先週末の僕はそれよりも今年の渓流の締めをいつどこでするかを悩んでいたのです。土曜の夜、いちかばちかで雨予報の谷に向けて出発しました。
なぜなら、僕にとって待ちに待った「イチイの木」のコンパクションネットが出来上がってきたからです。
「イチイの木」とは神前の玉串にも使われる神聖な意味があります。花言葉は高尚。緋色の赤い花を付け、名前の由来は一番緋色の木、つまり「一緋」から来ているとも言われます。瘤杢の模様は大したことはありませんが、僕は木の意味や古来の用途に惹かれてこの木をヤマギシさんにリクエストしました。(待つこと3年 苦笑)
発売したばかりの+BRADEジャックガウディにも興味があります。使い方が分かってきました。(後日動画をまとめます)マークスパイダーMSB483とABUアンバサダー。谷では小さな雨が降っていましたが、勝手知ったるこの谷はこのくらいの雨では濁らないことを僕は知っています。
+BRADEジャックガウディでヤマメが次々と答えてくれました。この日の僕はこのルアー縛りでした。そしてとある支流の合流で一瞬ヤマメが動いたように見えました。大きそうな気配を信じて何度も+BRADEジャックガウディで粘っていると、ついにヤマメが+BRADEジャックガウディを咥えました。
待望の雄の尺ヤマメ。緋色をまとった秋のヤマメです。マークスパイダー、2500C、イチイの木のコンパクションネット、準備したもの全てが僕の満足を増幅させてくれました。気圧の変化に弱い僕をイチイの木が動かしてくれたような気がします。なんとも言えない充足した気持ちになれた週末でした。
今度は「イチイの木」のリールシートもお願いしたいな・・・そんな希望も湧いてきた、スタッフ椎葉でした。