2025/09/09リバーランズ・スルーイットとSIMMSウェア
釣りにまつわる傑作映画として燦然と輝く、ノーマンマクリーンの小説を原作とした作品「リバーランズ・スルーイット」。
舞台となっているのはモンタナ州の「ブラックフット・リバー」ですが、撮影当時、河川環境の悪化が原因で、実際のロケ地には同じモンタナ州の「ギャラティンリバー」が選ばれたというのはファンの間では有名な話。シムスのウェアには、そんな銘川「ギャラティンリバー」の名を冠したものがいくつもあります。
まずは、これからの季節に着たい一枚「ギャラティンフランネル」。西部モンタナらしいウェスタンシャツのディテールを取り入れた中肉厚のフランネルシャツです。バッファローチェックというのもハンター同士の誤射防止のために開発されたアメリカ生まれの柄です。
続いては、ワークパンツのディテールを備える一枚「ギャラティンパンツ」。丈夫なコットンキャンバス生地にわずかなストレッチ性も加えデイリーにもアウトドアにも使いやすいパンツです。右太ももにはプライヤー・ポケットも備える釣り人設計はさすがです。
最後はリバーランズスルーイット繋がりでガイドクラシックハット。米シムスHPを見ると商品説明には「メトロノーム」や「シャドウキャスト」など、小説や映画を見た人なら、ははーん、と思わせるワードが使われています。
ちなみにシャドウキャストは映画中でポール(ブラットピット)が会得したカゲロウが飛ぶ様子を模すキャスティング技術を指していますが、SIMMSのハットにおいては顔にシャドウ(陰)をキャスト(配置)するという意味として掛けてあるのだと思います(笑)。
また、このハットの裏面には隠しポケットがあります。作中でポールが一世一代の大物に挑む前に、濡れてはいけないタバコとマッチを帽子の中へ入れるシーンをオマージュしているものと思われます。こういった遊び心を随所に入れてあるのがSIMMSウェアの面白いところ。続々入荷中の新作からも目が離せません。








ここ福岡でも、朝夕はちょっとだけ暑さが和らいだような気がする今日この頃。また一方で真夏のスコールのような雨も続いており中々ウェア選びが難しい時期でもあります。
そんな中、毎年この時期から人気となるのがSIMMSのライトアウター「ローグフーディー」です。
今期は特に色柄がいい!オリーブ×オリーブグレー×ブラックの渋い色合いに、トラウト達が体に纏うスポットやパーマークを重ねて複雑にコラージュしたような柄。
裏地にマイクロフリースを備え、外側は強力なDWR(耐久性撥水)加工を施したソフトシェルフードジャケットです。
ちょっとの雨ぐらいなら弾き返すアウター的な頼もしさと、程良い保温性、防風性を備え、フリースジャケットのような手軽さもある何ともお得感満載の一枚。
過去に大ベストセラーとなった前身の「ローグフリースフーディー」は、袖口と裾がリブ仕様で、長く着込むと毛玉が出来たりもしていましたが、現行モデルはリブ素材もなくなり、アップデート。見た目にもよりアウター感が強くなった気がします。それでいて21000円(税抜)というこの価格。人気があるのも頷けます。
まだまだ気温は真夏ばりですが、アパレルウェア類はすっかり秋冬品の入荷が始まっています。シムスから到着したニットキャップは、アクリル素材をワッフル織りで仕上げた一枚。フワフワで伸びが良く、締め付けが強くない感じが心地良いです。最近特に気に入って着用しているTシャツはバブアー。春夏は一枚で、秋冬はインナーとしても存在感あり。上質な大人Teeです。
メイド・イン・ジャパンで優れた釣り小物を作り続けるC&F社より小物が再入荷しました。シンプルでその性能に過不足がなく、信頼できる品質を持った逸品たち。ケースはその名の通り防水性ですから、ウェーディングや波を被るよなソルトシーンでも安心です。ルアーをはじめ、スマホやカメラの予備バッテリーのような電子機器を守るにも最適です。
何が素晴らしいってそのサイズ感。S、M、Lの3展開で、あらゆるフィシングベストの大小ポケットに絶妙に収まるサイズ感、実は計算され尽くしています。丸みを帯びた角は出し入れに引っ掛かることなく、ボディに入れられた縦スジはグローブをした手でもハンドリングしやすいです。
ケンダルのメインポケットは、通常のベスト類よりも大きめに設計してある為、Lサイズを入れても余裕のキャパシティ。たっぷりのルアー&フライボックスを持ち運べます。
長年に渡り、様々なメーカーのバッグやベストを設計&製造してきた国内随一の老舗工房が立ち上げたオリジナルブランド「ミノワベストラボラトリー」。実は今年春から進めていた別注コラボ企画、その特別仕様チェスト&ショルダーバッグの最終サンプルがついに仕上がってきました。
道具としての機能や品質はもちろん、選び抜いた生地の仕上がりも大変素晴らしく、文句の付つけようがない完成度になったと思います。現在生産を進めており、もうじき入荷を迎える予定です。ご期待ください。