先日、5ftトラウトブランクにEVA仕様のボロンハンドルを装着してチヌを狙いに行ってきました。そこで長年使っていた防水のヒップバッグがついに寿命が・・・
パタゴニアのストームフロント(TIZIP初代)、もう10年以上使うかも?加水分解で溶着が剥がれてきては自分で接着剤で修理してきました。しかしここが開くともう防水バッグの意味がありません。ついに買い替え、新調ですね。
完全防水のヒップ(ウエストパック)は中に物を入れていても浮くので万一の際、浮き輪代わりにもなります。落水したらバックルを外して胸の前で抱きしめて、まずは「浮いて待つ(落ち着く)」と覚えてください。
ウエットウエーディングの時に使うヒップバッグで僕が望む完全防水とはTI-ZIPやTRUジッパーで閉じて、水に沈めても浮くくらいの防水性能のあるヒップバッグのことです。現在カスケットには上写真の完全防水ヒップバッグがありました。どれも甲乙つけ難く、使い勝手での勝負(選択)となります。そこで僕が見た視点をお伝えします。
まずは大きさ比較から。実際に物を入れるパックのみの大きさを測っています。ふにゃふにゃとしているので正確ではありませんが、おおよその参考にしてください。
パタゴニア・ガイドウオーター |
シムス・ドライクリーク「Z」 |
ミステリーランチ・ハイウオーター |
340x220x110mm:9L |
320x220x130mm:8L |
320x180x90mm:5L |
¥28,000 |
¥35,000 |
¥21,000 |
【パタゴニア・ガイドウオーターヒップパック】
まずはこれまで使ってきたパタゴニアの後継モデル、GUIDE WARTER HIP PACKはフロントポケットはなく、ジッパーはごついTI-ZIPを採用。
外面、内面にもポケットがありません。しかし、外にも内側にも取り外して付けることができる薄型ポケット(オーガナイザーポケットと言うらしい)がある。
ぷらぷらとするけれど、ジッパー付きポケットが一箇所あるのが救い。やはり締まった方が安心である。
しっかりしたウエスト部には伸縮素材のポケット付き。落ちないとは思うが、はみ出すものは入れたくない。5cmミノーを入れるメイホーのピルケースでも入れようか。
パタゴニアのヒップパックにしかない機能がこちら。ランディングネットを腰の間に挿しておける。万一の大物には安心。マクリーンのS~Mサイズがちょうど良い感じでした。
【シムス・ドライクリーク「Z」ヒップパック】
シムスのドライクリーク「Z」ヒップパックは歯がないTRUジッパー採用で、フロントにはジッパー付きポケット(防水ではない)あり。このフロントポケットの存在は僕は有難い。(パカパカ防水の携帯電話、小型ルアーケースなど)を入れる習慣があるのだ。
シムスのウエストベルトにも薄型の伸縮性のポケットが付属でジッパー付き。さすがフィッシャーマン目線の配慮だ。何かをぶら下げられるベルトループもあり。右側にはこの細いテープがずらりと並びます。前年まで展開していたシステムですが最近は展開なし。僕はおそらくボガグリップを下げますね。
さらにこのウエストベルト自体を本体から取り外せる。ショルダーバッグで素早い前後のポジション変えをしたい人には嬉しい機能。さすがフィッシャーマンブランド、シムスと思う。
さらに内部にもジッパー付きポケットあり。う〜む。痒いところに手が届いている。
【ミステリーランチ・ハイウオーターヒップパック】
最後はミステリーランチ・ハイウオーターヒップパック。TRUジッパー採用。今回紹介するなかで最も小型、薄型です。こちらもフロントにはジッパ付きポケットあり。
内部にポケット、仕切りはありません。シンプルな作りですが、それは価格にも反映しています。小分けのケースを使えば良いか。
ウエストベルトにポケットはないがモールアタッチ用のPALSウェウィング付きで別売りのポケットなどを付属できます。(きっと面倒なので使わない。)ピンオンリールでラインカッターを付けるか、ボガグリップなどの小物をぶら下げるのに便利だと思う。
ここまで書いてきて、機能、価格を比べて、最終的に僕はどれを選ぶのか?